「目の下のクマ」と言っても、
クマの種類や原因は様々で、それぞれのクマに対しての適切な治療法も違ってきます。
手軽なヒアルロン酸の注入治療から、ハムラや脱脂などの外科治療まで色々ありますが、そのクマに適した治療を行うことがとても重要です。
今日は、
クマの種類と原因、それに対しての治療法を解説します。
クマができる代表的な原因4つ
✓膨らみ
✓凹み
✓色味
✓皮膚・筋肉のたるみ
目の下のクマといっても色々な種類と原因があります。主に大きく分けるとこの4つになります。それぞれの原因と治療法をみていきましょう。
膨らみクマの特徴と原因・治療法

目の下に膨らみがあることでクマに見えてしまいます。
目の下の膨らみは、この膨らみは目の奥にある眼窩脂肪が突出することが原因です。
突出する原因としては、加齢による筋肉の衰えや眼球の加重によって眼窩脂肪が押し出される、眼球堤靭帯が緩むことで眼窩脂肪が押し出される、ほかには生まれつき眼窩脂肪が多い場合にも発生します。目の周りの組織(皮膚、筋肉、靭帯等)の緩みが複合的に絡み合って、脂肪の突出(膨らみ)を引き起こし、クマとなって見えるのです。
ですので、
膨らみを減らすことで、膨らみクマの解決になります。
代表的な治療法
脱脂

下まぶたの内側(結膜側)を切開し、余分な眼窩脂肪を適量取り除く手術です。まぶたの裏側を数mm切開して脂肪を取り除くため、お顔の表面に傷が残りません。抜糸の必要もなく、ダウンタイムが短いのが特徴です。
脱脂は脂肪を取るだけですので、脂肪を取りすぎると凹んでしまうというリスクがあります。
裏ハムラ

下まぶたの裏側から切開し、膨らんだ脂肪をくぼんでいるところに移動させることで、目の下がフラットになめらかに整い、膨らみを改善します。下まぶたの裏側から切開するため、外側からは傷あとも分かりません。比較的、皮膚のたるみの少ない方に向いています。(皮膚のたるみも伴う場合は切開ハムラ法が適応です。)
凹みクマの特徴と原因・治療法

目の下が凹んでしまっていると、凹んでいる部分が影になり、クマに見えてしまいます。
目の下が凹む原因は、加齢による眼窩脂肪の減少、筋肉の衰え等です。目の下のボリュームが足りないことで皮膚表面に凹みが生じ、目の下がくぼみ影が出来るのです。
ボリュームが足りないことで影になり起きているクマなので、凹んでいる部分にボリュームを足すことで改善されます。
代表的な治療法
脂肪注入

脂肪注入は、目の下の凹んでいる部分に脂肪を注入し、ボリュームアップさせて凹みを埋める方法です。ご自身の脂肪を注入するので、異物反応を起こすこともなく安全性の高い治療です。
注入した脂肪は注入部位に定着するため効果は半永久的なのも特徴です。
裏ハムラ法

下まぶたの裏側から切開し、ボリュームが少ない部分に眼窩脂肪を移動させる(ボリュームを出す)ことで、凹みをなくし、クマが改善されます。
ヒアルロン酸
目の下の凹んだ部分にヒアルロン酸注射を注入し、皮膚の下から持ち上げてくぼみを目立たなくさせる方法です。
施術直後から効果を実感できることが多く、ダウンタイムもほぼないため人気の施術ですが、ヒアルロン酸は時間と共に体内へ吸収されてしまうため、効果を維持するためには繰り返し施術を受ける必要があります。
色味クマの特徴と原因・治療法
色味の改善は外科手術では限界があります。しかし、先ほど説明した「膨らみ」「凹み」が改善されれば、同時に色味も改善するケースがあります。
色味クマは4種類あります。
✓赤クマ
✓青クマ
✓茶クマ
✓黒クマ
赤クマの特徴と原因・治療法

目の下の皮膚は非常に薄いのですが、筋肉が透けて赤っぽく見える状態が赤クマです。
目の周りには眼輪筋という筋肉があるのですが、その筋肉が膨らんだ眼窩脂肪により押されて圧迫されることで透けて見えるのです。
ですので、裏ハムラでこの眼窩脂肪の膨らみを改善することで、赤クマも改善することがほとんどです。
青クマの特徴と原因・治療法

目の下の皮膚に血管が透けると青っぽく見えます。これが青クマです。
通常血管の色は目立たないのですが、血行不良の状態では血管が拡張して目だちやすくなります。眼精疲労や睡眠不足などが原因で血行不良が起こると考えられています。
睡眠不足などの生活習慣の改善も必要なのですが、手術だと裏ハムラで改善されることが多いです。

ハムラ法の場合、ティアトラフ靭帯という下まぶたの骨と皮膚がくっついている部分を剥がすのですが、そうすることで血の流れがよくなり青クマも改善されます。
茶クマの特徴と原因・治療法

茶クマの原因は「色素沈着」です。色素沈着は過剰にメラニン色素が作られる状態とメラニンの排出が十分に行われないことで生じます。皮膚表面そのものが黒っぽく見えてしまいます。
目をこするクセがあったりすると、色素沈着が起こりやすいです。
色素沈着に関しては、皮膚表面の問題なので外科的な手術での改善はできません。
皮膚をこすったりして慢性的に刺激を与え続けることで起こっているので、まずはこすること(摩擦)をやめることが重要です。あとはメラニンの生成を抑制するトラネキサム酸の内服や、ハイドロキノンクリームの塗布など、美容皮膚科の治療になります。
皮膚・筋肉のたるみクマの特徴と原因・治療法

皮膚や筋肉がたるむことで、目の下が膨らみ影ができて黒っぽくみえるクマです。皮膚や筋肉のたるみで出来るクマは黒クマ、影クマとも呼ばれます。
加齢によって骨が萎縮し、皮膚があまることでたるみが生じます。また目元の筋力の低下により、目の下にある眼窩脂肪が前方へ押し出されて膨らみができ、それが影になってクマに見えるのです。加齢が原因ですので、大体50代以上の方が多いです。
皮膚や筋肉のたるみが原因の場合、切開ハムラ法が適応です。

皮膚のたるみというのはどうしても皮膚を切る必要があります。裏ハムラや脱脂だけでは、たるんだ皮膚の解決にはならないので、皮膚・筋肉のたるみがある場合は、余った皮膚も同時に切り取る切開ハムラ法が唯一の適応となります。
実際の症例


【術式】裏ハムラ 術後6ヶ月
【リスク・副作用】・腫れ ・内出血 ・感染 ・膨らみが残る ・目袋が凹みすぎたと感じる ・膨らみや凹み具合など、仕上がりに左右差があると感じる ・目がゴロゴロする ・若返り効果が物足りない ・小じわ、しわ、たるみが残る、または増加する ・傷が開く ・白目や角膜の損傷 ・眼球の火傷 ・下瞼に傷が出来ることがあります。
【施術費用】裏ハムラ————部分モニター料金¥440,000
※他院修正費用別途※これ以外に、検査費用・麻酔費用等がかかることがあります。※モニター等で変動があります。


【術式】裏ハムラ 術後6ヶ月
【リスク・副作用】・腫れ ・内出血 ・感染 ・膨らみが残る ・目袋が凹みすぎたと感じる ・膨らみや凹み具合など、仕上がりに左右差があると感じる ・目がゴロゴロする ・若返り効果が物足りない ・小じわ、しわ、たるみが残る、または増加する ・傷が開く ・白目や角膜の損傷 ・眼球の火傷 ・下瞼に傷が出来ることがあります。
【施術費用】裏ハムラ————部分モニター料金¥440,000
※他院修正費用別途※これ以外に、検査費用・麻酔費用等がかかることがあります。※モニター等で変動があります。
まとめ
本日はクマの種類と治療法についてお話しました。
クマの原因に適した治療法をすることが重要だということが分かったかと思います。
島田はクマ取り手術2000例以上の経験があります。日本最大手美容クリニックで年間症例数全国1位を獲得したこともありますので、安心して手術をお任せください。
ご自身では自分のクマがどの種類で、どの手術が適しているか分からない場合もあると思います。患者さまのご希望を尊重した上で適した施術のご提案をさせて頂きますので、クマでお悩みの方はぜひご相談にお越しください。
