鼻中隔延長
nasal septum lengthening

鼻中隔に軟骨を移植・固定することで、上向きの鼻や短い鼻を、下方向に伸ばしたり、鼻先の高さを出します。
こんな人におすすめ
Recommended for people like this
- 上向きの鼻を下に向けたい方
- 短い鼻を伸ばしたい方
- 鼻先を高くしたい方
- 正面から鼻の穴を見えないようにしたい方
- 鼻下と上唇の距離を短くみせたい方
- 綺麗なEラインにしたい方
施術について
About the treatment
鼻中隔は鼻の穴を左右に分けている壁で、鼻中隔が小さいと、上向きの鼻や短い鼻になり、鼻の穴が見える状態となります。これを改善するのが鼻中隔延長です。
鼻中隔延長は鼻中隔に軟骨を移植・固定することで、鼻先、鼻柱を下方向に伸ばしたり、鼻先の高さを出す手術です。
鼻中隔に移植する軟骨は、ご自身の軟骨(耳介軟骨、肋軟骨、鼻中隔軟骨)を利用するため、術後の安定性が高いことが特徴です。
ビフォーアフター
Before After
Before

After

【鼻中隔延長、軟骨移植、鼻尖形成、他院修正】術後1ヶ月
施術方法
Treatment method
鼻中隔延長は鼻中隔に軟骨を移植・固定することで、鼻先、鼻柱を下方向に伸ばしたり、鼻先の高さを出す手術です。
鼻の土台でもある「鼻中隔軟骨」が伸びるように軟骨を移植するため、鼻先の位置や鼻全体の形を大きく変化させることができます。軟骨移植術や鼻尖形成と比べて、はっきりとした変化を出しやすいため、大きな変化を出したい場合は鼻中隔延長が有効です。後戻りが少ないというメリットもあります。
現在の患者様の鼻の状態やご希望の鼻、求める変化の大きさ等をしっかりとカウンセリングした上で、移植に使用する軟骨を選択します。移植軟骨は、耳介軟骨、肋軟骨、鼻中隔軟骨を使用します。
鼻中隔延長の注意点
鼻中隔延長のリスクのひとつに「鼻が曲がる」というものがあります。
鼻先の延長に使用する移植軟骨が硬ければ硬いほど、長さや高さをしっかり出すことが出来ますが、その分土台となる鼻中隔軟骨に負担がかかります。土台が負担に耐え切れず曲がってしまうと、当然ながら移植した軟骨も曲がってしまい、鼻が曲がった状態となってしまいます。
そのため、無理な延長をしないということが重要となります。
耳介軟骨
Auricular cartilage
耳の後面から切開するので、少ない負担で採取でき、傷もほとんど目立ちません。切開線は2cm程度なので傷も目立ちませんが、採取できる量が少ないです。

肋軟骨
Costal cartilage
バストの下の付け根からバストに沿って切開し、採取します。傷跡も時間の経過とともに目立たなくなっていきます。
肋軟骨は、量はたくさん取れますが、鼻翼基部のためだけに肋軟骨を採ることはあまりありません。
ではどんなときに肋軟骨を使うかというと、鼻中隔延長等の手術で肋軟骨を取る場合、同時に鼻翼基部にも肋軟骨を入れます。
ブロック(塊)で入れるよりは細かく砕いて入れることが多いです。
ブロックは皮膚の上から触れると分かってしまうからです。
当院ではご希望に応じて各移植材料を選択します。

鼻中隔軟骨
nasal septal cartilage
鼻中隔軟骨は鼻の奥にあるため、新たな傷口を作らずに採取することが可能です。

施術の流れ
Treatment flow
Step
01

移植軟骨を採取します。
Step
02

広い術野を確認しやすいオープン法でアプローチします。鼻柱(左右の鼻の穴の間)を切開し、鼻翼軟骨の間を剥離して、鼻中隔軟骨を露出させます。軟骨上の脂肪が多い方は切除してボリュームを減らします。
Step
03

露出した鼻中隔軟骨に移植軟骨をしっかりと固定し、鼻中隔を延長します。延長した鼻中隔に合わせて鼻翼軟骨を縫い合わせ、形を整えます。
Step
04

縫合して終了です。
術後経過・アフターケア・リスク
Postoperative course / aftercare / risk
施術時間

90~180分
シャワー

翌日より可能ですが、施術部位はギプス固定のため濡らさないようにお願いします。
洗 顔

ギプスで固定している部位以外への洗顔は、翌日より可能です。
メイク
ギプスで固定している部位以外へのメイクは、当日より可能です。

ダウンタイム
個人差はありますが、大きな腫れは1週間、その後3週間程度かけて徐々に腫れが引いていきます。

術後の通院
3~5日目 固定抜去
1週間目 耳の固定抜去
2週間目 鼻腔内抜糸
リスク・副作用
料金
Price
- 鼻中隔延長
鼻中隔軟骨使用
¥670,000《税込》
耳軟骨使用
¥560,000《税込》