





術式
- 1度目:鼻中隔延長術(自家組織による再建)+ 鼻尖形成術 + 鼻尖軟骨移植術(いわゆる「鼻フル」による土台再建)
- 2度目:鼻孔縁下降術(皮膚・軟骨移植による鼻翼の切れ込み修正)
術後1年
施術内容
他院術後に重なった「3つの複合変形」という課題
今回の患者様は、他院での鼻整形を受けられた後、以下のような複数の深刻な変形が生じ、大きなお悩みを抱えて僕のもとへご相談にいらっしゃいました。
- 鼻筋の不自然な「湾曲(曲がり)」
- 正面から見た際に鼻の穴が強く露出してしまう「過度な切れ込み(鼻孔縁退縮)」
- 鼻翼(小鼻)の組織が引き連れて深く刻まれた「溝(ディンプル変形)」
このように複数の問題が重なり合った他院修正手術は、単にインプラントや軟骨を入れ替えるだけの治療ではありません。一度手術が施された内部組織は、強固な瘢痕(きずあとによる硬化組織)や癒着、血流の低下、支持構造の喪失など、非常に複雑で過酷な状態にあります。そのため、初回の手術とは比較にならないほど高度な解剖学的知識と術中判断が要求されます。
形成外科の再建技術を美容外科へ応用する段階的アプローチ
僕は、顔面外傷や腫瘍切除後の顔面再建で培ってきた形成外科の再建外科的アプローチを美容外科手術に深く応用し、このような難易度の高い他院修正治療を専門的に行っています。本症例では、一度にすべての修正を強行するのではなく、組織の血流や耐久性を守るため、2回に分けた計画的なステップアップ治療を施行しました。
- 【1度目の手術:鼻フル(土台再建)】 まず、曲がって固まっていた鼻筋のアライメントを正し、破壊されていた鼻中隔の土台を強固に再建。その上で鼻尖(鼻先)の高さと位置を適切な位置へと引き戻しました。
- 【2度目の手術:鼻孔縁下降】 土台が十分に安定した段階で、過度に切れ込んでいた鼻の穴の縁(鼻孔縁)に対し、耳の組織(皮膚と軟骨の複合組織)を移植する「鼻孔縁下降術」を施行。引き連れた皮膚を押し下げて滑らかな輪郭を再構築し、深く刻まれていた鼻翼の溝も自然に目立たなく整えました。
お鼻の通りやすさ(機能性)をしっかりと担保した上で、本来あるべきナチュラルな美しさ(審美性)を取り戻すことができました。他院術後の変形でお悩みの方は、決して諦めずにいつでもご相談ください。傷跡の状態や組織の回復度合いを丁寧に見極めながら、最善の再建計画を共にご提案いたします。
担当医師
前田 翔
リスク・副作用
感染、変形、後戻り、麻痺(一時的な知覚鈍麻)、瘢痕、曲がり、ひきつれ、イメージとの相違、左右差、内出血、一時的な鼻閉感、移植軟骨の吸収や形態不整
施術費用
鼻中隔延長(肋軟骨)・鼻尖形成・鼻尖軟骨移植(鼻フル):¥1,247,000〜
鼻孔縁下降:¥350,000
※2026年7月時点での料金です。
※これ以外に、他院修正費用・検査費用・麻酔費用等がかかることがあります。
※モニター等で変動があります。
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