【二重にしたい人必見】失敗しないための二重埋没法のポイントまとめ

目次

埋没二重の基本知識

まぶたの構造

眼瞼挙筋というまぶたを持ち上げる筋肉があります。まぶたを開けると奥に引き込まれます。

この眼瞼挙筋が皮膚につながっていると、まぶたを開けた時に皮膚が引き込まれて二重になります。皮膚とつながっていないと、皮膚は引き込まれないのでまぶたを開けた状態でも一重の状態です。

この眼瞼挙筋と皮膚をつなげてあげて、二重を作るのが二重手術です。

二重手術には大きく分けて2種類あります。

「埋没法」
「切開法」

今日は糸で二重を作る「埋没法」について解説したいと思います。

埋没法とは?どんな種類がある?

埋没法とは、医療用の細い糸でまぶたの内側を数箇所固定し埋没させることで、二重のラインを作る手術です。

皮膚を切開する切開法とは違い、糸で縫い留めるだけなので、痛みも少なく腫れや傷跡も最小限に、ナチュラルな二重を作る事ができます。糸の留め方や位置によって二重幅の調整も可能です。糸で留めているだけなので、気が変わった場合でも元に戻したり、二重の幅の変更をすることもできます。

糸の留め方

▶点留めと線留め(糸のかけ方)

二重埋没法には、点で留める「点留め」と、線で留める「線留め」という2つの方法があります。

【点留め】
糸を捉える組織が少なく取れやすい
強度を上げるためには複数本の糸が必要
ある程度強く縛る必要があるため腫れやすい
二重ラインがいびつになりやすい

【線留め】
二重ラインに糸を長く通して固定するので強度が高い
組織を優しく固定することができるので腫れにくい
強度が高いので点留めで取れやすいお目元にも手術適応がある

上記理由により、現在はメリットの大きい線留めが主流となっており、マエクリの二重埋没も線留めを採用しております。 

▶瞼板法と挙筋法(糸のかける部位)

瞼板に糸を留める瞼板法と挙筋に糸を通す挙筋法の2種類あります。糸の留め方や位置によって二重幅の調整も可能です。

【瞼板法】
瞼の裏側の瞼板と呼ばれる硬い組織に糸をかけ二重を作ります。点留めの多くがこの瞼板法です。瞼板の高さは約8mmと限界があるため、幅の狭い二重に適しています。

【挙筋法】
眼瞼挙筋のある結膜から糸を通して二重を作ります。線留めの多くはこの挙筋法で、柔らかな組織に優しく糸をかけることで腫れが少なく持続力が高くなります。挙筋は瞼板よりも高い位置にあるため、瞼板法よりも幅の広い二重を作ることが可能です。

▶表留めと裏留め(糸玉の場所)

埋没法ではまぶたに糸をかけて二重のラインを作ります。このかけた糸の結び目を糸玉というのですが、糸玉がまぶたの表側にあるか、裏側にあるかの違いが、「表留め」「裏留め」です。

【表留め】
糸玉が皮膚側にある
糸玉が皮膚表面にあるので、どの医師でも抜糸が可能
瞼を閉じた時に糸玉の膨らみ・ポコつきが見えるリスクがある

【裏どめ】
糸玉が結膜側にある
糸のポコつきが目立ちにくく自然な瞼に見える
手技がやや難しく、医師の技術により仕上がりや持続力に差が出やすい
慣れた医師であれば抜糸は非常に容易だが、そうでないと難しいことがある
二重全切開を受ける時には事前に抜糸が必要

以前には、『表留めが良いのか、裏留めが良いのか』と話題になったこともありますが、昨今では裏留めの埋没法の認知度・技術の安定性が非常に高くなっており、もはや医師個人の好みや主義主張により選ばれていると言って良いと考えます。
私個人は、持続力が高く・綺麗に仕上がり・腫れが少なく、抜糸も容易な裏留めが望ましいと考えており、そのデメリットも表留め埋没法で生じるデメリットを超えるものではないため、裏留め埋没法を数多く行っております。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、患者様の好みのデザイン手がける先生(執刀医)が得意な方法を選ぶことが重要です。

切開法との違い

埋没法と切開法の違いは、まぶたを切るか切らないかです。糸をかけて二重のラインを作るのが埋没法ですが、まぶたをメスで切って二重ラインを作るのが切開法です。

ですので埋没法は切開法に比べて、ダウンタイムが短く腫れにくいというメリットがあります。切開法は、半永久的に二重まぶたを持続させることができますが、元に戻すのが難しいというデメリットがあります。また費用も切開法に比べて埋没法の方が安いというメリットもあります。

埋没法のメリットとデメリット

埋没法には、次のようなメリットとデメリットがあります。

▶メリット

ダウンタイムが短い
傷が残らない
費用がリーズナブル
切開法よりも自然な仕上がりになりやすい
糸を取れば元に戻せる(取れてしまうデメリット裏返し

▶デメリット

いつかは取れたり緩む可能性がある(やり直せることの裏返し
皮膚のたるみをとることはできない
目の開きそのものを改善することはできない
厚みを改善することはできない

埋没法は取れるというデメリットはありますが、やり直しができるというメリットの裏返しでもあります。二重整形が初めての方は、基本的に埋没法が第一選択となります。

埋没二重の修正や再施術

埋没法での修正が必要な理由

埋没法での修正には、次のような理由が考えられます。

✓二重が取れてしまった
✓希望のデザインと違った
✓強い左右差がある
✓感染や糸玉の露出などの合併症が起きた
など

埋没法の完成までは早くとも1ヶ月程度はかかるため、修正は術後1ヶ月以降に行うのが望ましいです。ただし、合併症がある場合には、すぐに処置を施す必要があります。合併症が生じた際のやり直しは、完全に症状が改善してからとなります。

修正の回数に関しては、適切に抜糸が行われ瞼の状態が良ければ、厳密には回数の制限はありません。ただし、短期間で何度も埋没が取れてしまう場合や、皮膚のたるみが強い、目の開きが弱いという症状がある場合には、切開法が適応となってきます。

失敗しないためのポイント

埋没法は失敗の少ない施術ではありますが、再手術は避けたいところですよね。

そのためには、

✓医師とのカウンセリング(シミュレーション)をしっかり行う
✓リスクやダウンタイムを理解する
✓経験と実績のあるクリニックを選ぶ

ことが重要かと思います。

▶医師とのカウンセリング(シミュレーション)をしっかり行う

自分のなりたい二重の幅やデザインを、しっかり伝えて事前にしっかりシミュレーションしてもらいましょう。ブジーという針金のような器具を使ってシミュレーションします。末広型、平行型などの形や二重の幅など医師と患者双方で確認することが大切です。

▶リスクやダウンタイムを理解する

リスクやダウンタイムをしっかり理解した上で施術を受けましょう。リスクやダウンタイムに繋がるような行動をしないこと(例えば術後は体をあたためすぎない等)が大切です。

▶経験と実績のあるクリニックを選ぶ

口コミや実績を調べて信頼できるクリニックを選びましょう。
今はSNSで症例写真を見ることも出来るので、そちらも事前にチェックしておくと安心です。

埋没二重 施術の流れ

カウンセリングで確認すべきポイント

カウンセリングでは、次のようなことを聞いておくと安心でしょう。

① 理想の二重幅やライン、黒目の見せ度
② 術式や費用
③ 術後のダウンタイムや副作用
④ アフターフォローや保証制度

不安や疑問があれば遠慮なく質問しましょう。しっかりお応えします。納得できないまま施術を受けるのは絶対に避けましょう。

手術当日の流れ

STEP
来院・受付

施術当日は予約されたお時間にご来院ください。

STEP
洗顔

施術前に洗顔をしていただきます。

STEP
手術室へ

手術室へご案内します。看護師より術前問診があります。術後の内服や点眼もこの時にお渡しします。

STEP
デザイン

医師が二重のシミュレーションを行います。一緒に鏡を見て頂き、二重ラインの最終確認をします。

STEP
手術開始

手術をはじめます。痛みが不安な方は笑気麻酔(オプション)もあります。
糸をかけるときはなるべく下を見るように(足元を見るイメージ)して頂くと、自然にまぶたの力が抜け、腫れや内出血を軽減することができます。術中時々目を開けてもらい二重のラインを確認します。
手術自体は約15分で終了します。

STEP
帰宅

施術終了後、ご帰宅が可能です。笑気麻酔を使用した場合はしっかり休んでから帰宅して頂きます。

施術後のアフターケア

基本的には術後の通院はありません。モニターの場合は、こちらの指示した日に経過観察に来ていただきます(術式にもよりますが、1週間後、1ヶ月後)。

埋没二重のダウンタイムと経過

▶腫れ

施術後は腫れやむくみがあり、ご希望と異なると感じることがあります。数日間は局部の腫れや皮下出血により「幅が広い」「食い込みが強い」「左右差が目立つ」「不自然に見える」などの場合があります。腫れはおおむね1週間程度で引きますが、完全に落ち着くまでは1ヶ月程度お時間がかかります。二重のラインはその後自然になり数ヶ月くらいで安定します。

▶内出血

手術操作によって血管が傷つくと皮膚の下で出血し、内出血になりますが、1~2週間で消失します。また、白目に内出血が出現すると白目の一部が赤く見えますが、こちらも2~3週間で消失します。内出血が強く出た場合、腫れが長引く事があります (腫れの引きには個人差があります)。

▶仕上がり

完全な仕上がりは約1~3ヶ月後となります。

術後の過ごし方

当日はアイスノンなどでまぶたを冷やしてください。
数日間はうつぶせ寝をせず枕を使用し、頭を高くして寝てください。
夜寝るときは横向きで寝ると片側のみ腫れが強く出ることがあります。仰向けで寝るよう心掛けてください。
読書など目を使う細かい作業はせずゆっくり目を休めてください。

埋没二重の持続性

埋没法による二重の持続期間ですが、まぶたの分厚さや二重の幅にも左右されるのでかなり個人差があり一概には言えません。すぐに取れてしまう人もいれば、10年以上もっている人もいます。一般的には3~5年程度と言われています。

埋没二重法の料金

二重埋没法表留め¥150,000
裏留め¥240,000

埋没二重 実際の症例

術式:二重埋没法(裏留め)術直後
適切な範囲内で希望の幅に調整し、しっかりとまつ毛のキワが見えるように施術することでパッチリ二重になりました。裏留めなのでまぶたに傷はありません。術直後ですが腫れも最小限です。
施術費用:二重埋没法裏留め\240,000 ※別途麻酔代がかかる場合があります。※モニターで変動があります。
リスク・副作用:・内出血 ・二重幅の左右差 ・二重ラインの消失、乱れ ・違和感 ・埋没糸が透けて見える ・感染 ・しこり ・白目や角膜の損傷

まとめ

本日は埋没法に関する基本的なことについて解説しました。

埋没法は、メスを使わずダウンタイムも少ないため、初めての二重整形を考えている方にとっておすすめの施術です。

初めての埋没法に不安があるという方も、お一人おひとり丁寧にカウンセリングさせていただきます。二重にしたい、二重術を検討しているという方はお気軽にご相談ください。

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