軟骨移植と鼻中隔延長、どう違うのか?

「鼻の手術をしようと思うけど、軟骨移植と鼻中隔延長、どちらが適応か分からない。」
とよくカウンセリングで聞かれることがあります。

結論から言うと、
どちらかが優れた術式であるわけではなく、それぞれ効果やリスクがあり、使い分けが必要です。

軟骨移植だけが適している場合もあれば、軟骨移植、鼻中隔延長、鼻尖形成等の中から組み合わせて行う場合もあります。

目次

軟骨移植と鼻中隔延長の違い

軟骨移植と鼻中隔延長、
どちらも鼻先(鼻尖)の高さを出す目的で行われることがあり、違いが分かりにくいと思います。

今日は軟骨移植と鼻中隔延長の違いについて解説していきたいと思います。

軟骨移植とは

軟骨移植とは、耳の軟骨を鼻先(鼻尖部)に移植して形を整える手術です。

元々のお鼻の構造を土台としてその上にレンガを積むように軟骨を置いていきます。それにより鼻先に高さを出したり、鼻先をすっきりさせる効果があります。移植する軟骨の位置や量を調整できるので、細かいデザインの調整も可能です。

鼻中隔延長より簡便ですが、土台がしっかりしてないと崩れたり、曲がったりするといったデメリットがあります。

軟骨移植のメリット、デメリット

【メリット】

  1. 鼻中隔延長より簡便で、施術時間、ダウンタイムも少ない。
  2. 耳の後ろから軟骨を採取するため傷がほぼ目立たない。

【デメリット】

  1. 土台がしっかりしていないと崩れたり、鼻先が曲がったりする可能性がある。
  2. 土台がしっかりとしていないと、作れる高さや長さに限界がある。

鼻中隔延長とは

鼻中隔延長は土台を強化する術式の1つです。

各種軟骨(鼻中隔軟骨、耳介軟骨、肋軟骨)を使ってお鼻の大黒柱である鼻中隔を強化します。しっかりとした基礎が出来るため、理想的な方向に鼻先を向け、伸ばすことが可能となります。

しかし操作が複雑で、過度の延長や軟骨のクセが出ることで曲がる可能性もあるので、医師の高い技術が必要となります。

鼻中隔延長のメリット、デメリット

【メリット】

  1. 軟骨移植に比べて、しっかり鼻先の高さや長さを出すことが出来る。
  2. 理想の鼻に近づけやすい。

【デメリット】

  1. 軟骨移植に比べて操作が複雑で、施術時間、ダウンタイムが長い。
  2. 過度の延長や軟骨のクセが出ることで曲がる可能性があり、医師の高い技術が必要。

実際どちらがいいのか?

軟骨移植と鼻中隔延長、どちらかが優れた術式であるわけではなく、それぞれに効果やリスクがあり、使い分けが必要です。

つまり、今のお鼻の状態と理想とするお鼻への変化を考慮し、必要な術式を行うべきなのです。
軟骨移植だけが適している場合もあれば、軟骨移植、鼻中隔延長、鼻尖形成等の中から組み合わせて行う場合もあります。

鼻中隔延長を含むお鼻の複合手術の写真です。
軟骨を移植した側面像です。
この後に軟骨移植や鼻尖形成を行なっていきます。

今のお鼻の状態と理想とするお鼻への変化量

何度かお伝えしていますが、一番重要なことは、
【今のお鼻の状態と理想とするお鼻への変化量】です。

まずは今の自分のお鼻を触って鼻先の硬さを確かめてください。

動画のように左の方の鼻先は押すと簡単に沈むのに対し、右の酒井先生のお鼻は押してもあまり変わりません。

このように鼻先の強さはそれぞれ異なります。

鼻先を押して簡単に潰れる人は軟骨(鼻翼軟骨の内側脚と鼻中隔軟骨)の構造が弱いため、変化を出そうとすると軟骨移植単独では難しく、鼻中隔延長や内側脚の補強が必要となります。

逆にお鼻の構造がしっかりしている方は軟骨を上に乗せるだけでしっかり効果が出る場合が多いです。

注意して欲しいのは、軟骨ではなく皮膚が硬い方も鼻先が潰れにくいということ。
皮膚が厚くて硬いタイプの人は内部の軟骨の変化が表面に出づらいのです。
そのため求める変化を出すために強度のある軟骨を使用する必要があります。

軟骨が強くて皮膚が薄く柔らかい人は、一番変化が出やすい。
軟骨が弱く皮膚が硬い人は、一番変化を出しにくい。


その上で自分の理想とするお鼻までの変化量を考え手術を選択する必要があります。

写真のモデルは仲良し酒井先生です。
美人でお鼻も綺麗なので少し平均的な日本人とは違います。一般的には1~2段階くらい低い方が多いかなと思います。

酒井先生のお鼻のラインを白線でなぞります。これが横から見たお鼻の形です。
鼻先を高く伸ばしていくとピンクから赤に、低く上向きのお鼻にしていくと水色から青のラインになります。

今のお鼻の状態と理想とするお鼻が何段階も離れていればいるほど大きな変化が必要です。
逆に1段階くらいの変化は簡単に出すことが出来ます。
ここまでは少し考えれば当たり前だと思います。

どのくらい変化すれば美しいお鼻になるの?

この問いに答えるためにもう一歩大事なことは今の自分の鼻先が基準と比べて低いかどうかです。
酒井先生のように平均より高い鼻先の方は少しの変化で満足できます。
ただ手術を検討されている方の大半は、鼻先が平均かそれより低い方が多いと思います。
同じ変化を出しても元々鼻先が低い方は、高い鼻先の方が満足できるのと同じ満足感を得ることは難しいです。

これはなぜかというと、やはり綺麗なお鼻には一定の基準があるからだと思っています。
その基準を超えないと術後に物足りなさを感じることが多いです。
もちろんご自身の意思が一番大事だとは思います。
しかし、少しの変化でいいかな…とお考えの方にも可能な限りそこを超えられるような術式を選んでもらえたらと思っています。

まとめ

軟骨移植と鼻中隔延長、

どちらかが優れた術式であるわけではなく、それぞれ効果やリスクがあり、使い分けが必要。

そして今のお鼻の状態と理想とするお鼻への変化を考慮し、必要な術式を行う必要がある。

ご希望に合ったお鼻はまずご相談から。
一緒に理想のお鼻を探しましょう!

\カウンセリングは無料です。何でもお気軽にご相談ください/

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