「涙袋がなくなった…」タレ目形成後のよくある悩みと解決法

タレ目形成(下眼瞼下制・グラマラスライン形成とも呼ばれます)は、目尻を下げることで白目と黒目の露出を増やし、柔らかく優しい印象の目元を作る施術です。目を大きく見せる効果もあり、可愛らしさを強調できるため、非常に人気の高い施術となっています。

しかし、「タレ目形成をすると涙袋がなくなる」という話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか? 施術後に涙袋の印象が変わるのか、本当に涙袋が消えてしまうのか、不安に感じる方もいるかもしれません。

本記事では、タレ目形成が涙袋に与える影響の真偽を詳しく解説します。さらに、実際の症例を紹介しながら、施術後の目元の変化についても詳しくご説明します。

タレ目形成で涙袋が消えるのか?
涙袋を残しながらタレ目を作る方法とは?
実際の症例を見ながら、施術後の変化をチェック!

タレ目形成を検討している方や、涙袋の変化が気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

タレ目形成(下眼瞼下制・グラマラスライン形成)とは

タレ目形成、下眼瞼下制、グラマラスライン

タレ目形成とは、目尻側の下まぶたを下げて、目の形を優しく丸みのある印象にする施術 です。
一般的には「下眼瞼下制」「グラマラスライン形成」とも呼ばれ、人気のある施術です。

こんな人におすすめ

キツい印象の目を柔らかくしたい
縦幅を広げて、目を大きく見せたい
アーモンドアイのような魅力的な目元にしたい
目尻切開と組み合わせて、より大きな目を作りたい

なぜタレ目形成をすると涙袋がなくなるのか?

涙袋とは?

涙袋とは、下まぶたのすぐ下にあるふくらみのことを指します。 筋肉(眼輪筋)によって作られる自然なふくらみです。

笑ったときにぷっくりと膨らみ、目元を明るく華やかに見せる要素のひとつです。一般的に「目の下のクマ」とは異なり、目元の立体感を作り出す役割を持っています。

涙袋は、目元の印象を大きく左右するパーツのひとつです。それではなぜタレ目形成をすると涙袋がなくなってしまうのか?解説していきます。

タレ目形成後に涙袋がなくなる原因

タレ目形成によって下まぶたを下げると、皮膚や脂肪の配置が変わるため、涙袋のふくらみが減少することがあります。 これは、涙袋を形成する筋肉や組織が引っ張られることで起こる変化です。

下まぶたの皮膚や脂肪の位置が変わる
下まぶたの靭帯や組織が下方向に移動することで、涙袋の膨らみが目立ちにくくなる。

眼輪筋(涙袋を形成する筋肉)が引っ張られる
眼輪筋が引き伸ばされることで、涙袋のボリュームが減ることがある。

涙袋の影の位置が変わり、印象が薄くなる
皮膚や脂肪の移動によって光の当たり方が変わり、涙袋が薄く見えることがある。

「タレ目形成をしたら涙袋がなくなってしまうのでは?」と不安に思う方もいるかもしれません。しかし、涙袋を残したままタレ目形成を行うことは可能ですので、安心してください。私の施術では、涙袋の印象をキープしながら理想的なタレ目を作ることができます。次に、涙袋を維持しながらタレ目形成を行う方法について詳しく解説していきます。

涙袋を残しながらタレ目を作る方法とは?

タレ目形成の術式には、「皮膚切開(まぶたの表側の皮膚を切開)」と「結膜切開(まぶたの裏の結膜を切開)」があります。

結論から言うと、”結膜切開(まぶたの裏の結膜を切開)法だと涙袋を維持したままタレ目を形成できる”です。

グラマラスライン結膜切開法

まぶたの裏側(結膜)から切開して、下まぶたを下へ引っ張り、タレ目を作ります。まぶたの裏側を切開するので外側に傷は残りません。これが一番のメリットかと思います。

皮膚切開の方法だと上記で説明したように涙袋がなくなってしまうリスクがあるのですが、結膜切開法だと涙袋はなくなりません。むしろ増大するというメリットもあります。

結膜切開法では、下まぶたの内側(結膜側)を切開し、瞼板や筋肉を下方に引き下げて固定します。この施術により、以下のような変化が生じます。

  • 眼輪筋(涙袋を形成する筋肉)の強調
    施術により下まぶたの眼輪筋が下方へ引っ張られることで、もともと隠れていた眼輪筋がより前面に突出する形になります。これにより、涙袋が以前よりも立体的に見えやすくなります。
  • 組織の圧縮による涙袋の強調
    下まぶたの皮膚や筋肉が施術で引き下げられることで、涙袋付近の組織が圧縮され、涙袋のふくらみが目立ちやすくなります。
  • 結膜側からの操作で自然な涙袋形成
    皮膚側を切開する方法と比べ、結膜側から筋肉や組織を操作することで、より自然でふっくらした涙袋が形成されやすいという特徴があります。

これらの理由から、結膜切開法では涙袋が目立ち、増大したように感じるケースが多くなります。

結膜切開法のデメリットを克服した独自の技術

一般的に、結膜切開法のデメリットとして「逆さまつげ」や「後戻り」が挙げられます。 しかし、私の方法では、これらの問題が発生しないように工夫を施しています。

☑ 逆さまつげが発生しない施術法を採用
☑ 後戻りが起こらないように確実に固定
☑ ダウンタイムを最小限に抑える技術

これらの工夫により、結膜切開法でも安定した結果が得られ、長期間理想の目元を維持することができます。

従来の結膜切開法だとデメリットが懸念されていました。

しかし、結膜切開タレ目形成で後戻りや逆さまつ毛が問題ないとなると、デメリットも多くダウンタイムの長い皮膚切開する理由がなくなります。こういった理由から、私のタレ目形成は結膜切開で行うことがほとんどです。

実際の症例

グラマラスライン
グラマラスライン

すでにタレ目形成で涙袋がなくなってしまって困っている方

タレ目形成後に涙袋がなくなったと感じた場合、以下の方法で改善が可能です。

ヒアルロン酸注入

💡 涙袋のボリュームを簡単に復活できる

施術時間は約10〜15分で終了
ダウンタイムがほぼなく、すぐに涙袋が戻る
自然な仕上がりも可能で、量を調整できる
持続期間:約6ヶ月〜1年(定期的なメンテナンスが必要)

ヒアルロン酸注入は即効性もありお手軽にできますが、効果を持続させるには定期的に注入しないといけないため、現実的ではありません。

脂肪注入

💡 自然な涙袋を長期間維持できる

自分の脂肪を注入するため、異物反応がない
半永久的な効果が期待できる(定着した脂肪は長期間持続)
ナチュラルなふくらみを作れるため、不自然になりにくい

⚠️ 注意点

  • 脂肪の一部が吸収されるため、1回で完璧な仕上がりにならないこともある。
  • 注入後、脂肪が定着するまで3ヶ月ほどかかる。

外科的涙袋形成(一番おすすめ)

💡 根本的に涙袋を作り直す手術

目の下の組織を適切な位置に移動し、涙袋を再形成
効果が半永久的

⚠️ 注意点

  • 手術なのでダウンタイムが長い(1〜2週間の腫れ・内出血)。
  • 医師の技術によって仕上がりに差が出る。

タレ目形成後に涙袋が完全になくなってしまった人や、根本的に涙袋を再構築したい人には外科的涙袋形成をおすすめします。外科的涙袋形成は私オリジナルの術式です。外科的涙袋形成術には複数の方法があります。患者さま一人ひとりに合わせた術式をご提案しております。

▶外科的涙袋形成の症例写真

外科的涙袋形成

まとめ

今回は「タレ目形成(グラマラスライン形成)で涙袋がなくなるのか?」について詳しく解説しました。

結論として、施術方法によって涙袋の印象が変わる可能性はありますが、適切な方法を選べば涙袋を残しながらタレ目形成を行うことが可能です。特に、結膜切開法を用いることで、涙袋を維持・強調しながら自然なタレ目を作ることができます。

当院では、お客様一人ひとりの理想に合わせたデザインの提案を行い、目尻切開や他の施術と組み合わせた総合的な目元形成も可能です。 ただ単に下まぶたを下げるのではなく、顔全体のバランスを考えたナチュラルな仕上がりを重視しています。

また、「他院でタレ目形成を受けたが、涙袋がなくなってしまった」「仕上がりが想像と違った」という方の修正手術にも対応しています。タレ目形成は高度な技術が求められるため、経験豊富な医師による適切なデザイン、技術が重要です。

「タレ目にしたいけれど、涙袋の変化が気になる」「より自然で魅力的な仕上がりを求めている」「タレ目形成をしたら涙袋がなくなってしまった」という方は、ぜひ当院のカウンセリングにお越しください。

日本でも圧倒的に多くの目元の症例を手がけてきた私が、あなたに最適な施術プランをご提案し、理想の目元へと導きます。

この記事をシェアする
目次
閉じる