
術式
二重埋没(裏留め)
目頭切開
術直後
施術内容
目頭切開にはいくつかの術式がありますが、今回はZ法を選択しました。
その理由は、Z法の方が「ツン」としたシャープな目頭を作るのに適しているからです。
当院では、通常は傷が目立ちにくいリドレープ法を第一選択としています。
リドレープ法は、皮膚表面に大きく傷をつけずに蒙古ひだを整えることができ、ナチュラルな印象に仕上がりやすいというメリットがあります。
ただし、リドレープ法には「目頭がやや丸くなることがある」という傾向があります。もちろん、デザインの工夫である程度シャープな印象にすることも可能ですが、より明確にツンと尖った三角形の目頭を作りたい場合はZ法に軍配が上がります。
一方で、Z法の欠点は、傷が皮膚表面に見えやすい位置に残ることです。
そのため、Z法を用いる際には、できるだけ傷を残さないデザインと、内部処理・縫合の精度が非常に重要になります。
今回の患者様は、目頭の形にしっかりとしたシャープさを求められていたため、Z法が適切と判断しました。
術後の経過も良好で、傷跡もきれいに落ち着いています。
目頭切開は「なんとなく広げたい」ではなく、どんな印象の目元にしたいかによって適した術式が異なります。
リドレープ法が合う方、Z法が合う方、それぞれの目元の構造や希望をふまえて慎重に選んでいく必要があります。
まずはご自身の目元にどんな選択肢があるのか、一度ご相談にいらしてください。
担当医師
前之園 健太
リスク・副作用
二重埋没(裏留め):腫れ・左右差・イメージ違い・感染・二重消失・糸の露出など
目頭切開 :腫れ・左右差・イメージ違い・感染・傷あと・後戻り・目頭の丸み・糸の露出など
施術費用
二重埋没(裏留め)定価 24万円(税込)
目頭切開 定価 36万円(税込)
※これ以外に、他院修正代・検査費用・麻酔費用等がかかることがあります。
※モニター等で変動があります。
※2025年6月現在

