目頭切開で寄り目にならないために|術式の選び方とバランス感覚を医師が解説

「目頭切開をしたいけれど、寄り目になりそうで怖い」
「傷跡が目立つのではないかと不安で、一歩踏み出せない」

目頭切開を検討される際、このような不安や疑問を持たれる方は非常に多くいらっしゃいます。目を大きく見せたい、垢抜けたいというお気持ちがある一方で、やり過ぎて不自然な目元になってしまうことは絶対に避けたいですよね。

では、目頭切開をする上で大切なことって何でしょうか?

それは、寄り目にせず傷の目立たないデザインで希望に近づける「バランス感覚」です。

今回は、このバランス感覚を何よりも大切にしながら、緩んでしまった二重埋没の修正と目頭切開を同時に行い、しっかり垢抜ける希望通りのお目元に整えた症例をご紹介します。ダウンタイムのリアルな経過も写真と動画で解説しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

術前のお悩みと、同時に微調整することの大切さ

まずは、術前の状態から見ていきましょう。

術前の状態です。緩んだ二重埋没と蒙古ひだの丸みが確認できます。

【術前の状態】 こちらの患者様は、以前に受けた二重埋没法の糸がゆるみ、二重の食い込みが浅くなってしまっていました。 また、目頭の「蒙古ひだ」と呼ばれる皮膚の張りが強く、丸みを帯びているため、せっかくの二重ラインが目頭側で隠れてしまっている状態です。実は、蒙古ひだの張りが強いと、まぶたを開け閉めするたびに二重の糸に負担がかかり、埋没法がゆるみやすくなる原因にもなります。

【手術のポイント:同時の微調整】 患者様のご希望は、目頭からスッとラインが見える「ツンとさせたMix二重」でした。 これを叶えるためには、単に二重の幅を広く掛け直すだけでは不十分です。無理に幅を広げると、不自然なハム目(ぷっくりとした二重)になってしまうからです。

そこで今回は、やり過ぎない自然なデザインで目頭切開を行い、それに合わせて二重埋没の修正を行いました。ここで最も大切なのが、二つの施術を「同時に微調整すること」です。

目頭切開で蒙古ひだのつっぱりをなくし、寄り目に見えない自然な目頭の形を作ります。そして、その新しい目の形に合わせて、一番自然に見える二重のラインを1ミリ単位で新しくデザインしていく。これらを別々のタイミングで行うのではなく、同時にバランスを見ながら仕上げることで、まるで生まれつきのような美しく自然なMix二重を作ることができます。

左が術前、右が術後3ヶ月の状態です。

術前と術後3ヶ月の正面写真を比較すると、蒙古ひだの重たさが取れ、寄り目になることなく、目頭からスッとラインが立ち上がるご希望通りのお目元に整ったことがお分かりいただけると思います。

なぜ「Z法」を選んだのか?(リドレープ法との違い)

今回の目頭切開では、リドレープ法ではなく、従来の「Z法」を選択しました。

基本的に当院では、傷が最も目立ちにくい方法である「リドレープ法」をよく選択しています。リドレープ法は、目の下のフチに沿って傷を隠すことができるため、非常に優れた術式です。 では、なぜ今回はあえてZ法を選んだのでしょうか。

その理由は、Z法の方が”ツンとした三角の目頭を作るのに有利”だからです。

Z法
リドレープ法

それぞれの術式には、以下のような特徴と適性があります。

  • リドレープ法の弱点 傷は非常に目立ちにくいのですが、”Z法と比較して目頭の丸みが出る可能性がある”ということです。もちろん、リドレープ法でも縫い方などの工夫を施すことでツンとした目頭を作れますが、後戻りや目頭の丸みが出にくく、ツンとした三角の目頭を作るという点においてはZ法に軍配が上がります。
  • Z法の特徴と注意点 逆に、Z法は”ツンとした目頭は作りやすいが傷が目立つ位置にできる”という特徴があります。アルファベットの「Z」の形で皮膚を入れ替えるため、どうしても目頭の少し内側に傷の線が残ります。

Z法は傷が目立つという性質上、傷が残りにくいデザインと内部処理がとても大切です。ただ皮膚を切るだけでなく、皮膚の下にある組織の緊張をしっかり解きほぐし、表面の皮膚に無理な引っぱる力がかからないように丁寧に縫合します。適応をみて適切に手術を行えば、傷はほとんど綺麗になりますのでご安心ください。

術直後から3ヶ月までの傷跡・ダウンタイムのリアルな経過

Z法で行った目頭切開と、二重埋没修正の実際の経過を時系列で見ていきましょう。切開の手術において、傷がどのように治っていくかを知っておくことは、ダウンタイムの不安を減らすためにとても重要です。

術直後〜術後1週間(抜糸前)

術後1週間の状態です。 腫れはすでにかなり引いており、すっきりしてきています。目頭の切開部分にはまだ糸がついていますが、抜糸前の状態でもこの程度の目立ち具合です。このまま1週間で抜糸を行います。

術後1ヶ月(傷跡のピーク)

術後1ヶ月の状態です。 切開を伴う手術の場合、目頭の傷は術後1ヶ月頃が赤みや硬さのピークになります。写真で見ても、目頭の切開部分が少し赤く、ポコッとしているのが分かるかと思います。 これは手術の失敗ではなく、「創傷治癒」という傷が治ろうとする正常な過程です。この時期が一番不安になりやすいのですが、メイクで優しくカバーしてお過ごしいただければ、必ず落ち着いてきます。

術後3ヶ月(完成)

術後1ヶ月から3ヶ月への変化に注目してください。 1ヶ月のピーク時にあった目頭の傷の赤みや硬さがスッと引き、皮膚に完全に馴染んでほとんど分からなくなっています。ここまで来れば、すっぴんでも傷を指摘されることはほぼありません。

心配されていた「寄り目」になることもなく、目頭からスッと立ち上がる綺麗な「Mix二重」がしっかりと定着しました。目元の重たさが取れ、しっかり希望通りの目元に整いました。

動画で見る、動いたときの自然な美しさ

美容整形は、止まっている写真だけでなく、「瞬きをしたとき」「目を閉じたとき」に自然であるかどうかが本当に大切です。

術前は、二重の食い込みが浅くゆるんでいるため、目を開ける際に目頭側の皮膚がつっぱって重たそうに見えるのが分かります。

術後3ヶ月の動画では、目を閉じた時のまぶたの表面も不自然な凹凸がなくフラットで美しく、目を開けた瞬間に、目頭からスッと綺麗なラインが引き込まれています。これが、同時に微調整を行ったことで生まれる「自然な動き」です。

まとめ

目頭切開は必要? どんな手術方法がいいの?

ネットやSNSで調べると様々な情報があふれていますが、お顔の骨格、目の距離、蒙古ひだの強さは人それぞれ全く違います。そのため、最適な術式やデザインも「どのような目元になりたいか」によって一人ひとり異なります。

無理な手術を勧めたり、不自然になるデザインを強行したりすることは決してありません。当院では、患者様ひとりひとりにあった手術適応のアドバイスをさせて頂きます。

蒙古ひだが強くて理想の二重にならないとお悩みの方は、ぜひ一度リラックスしてカウンセリングにお越しください。あなたにとって一番綺麗に見えるバランスを一緒に見つけましょう。

この施術の詳細

二重埋没法(裏留め):¥238,000 目頭切開(Z法):¥285,000 目頭切開(リドレープ法):¥383,000 目頭切開(埋没法と同時施術の場合):¥220,000
モニター割引あり(要審査)。診察の結果、適応外となる場合があります。

リスク・ダウンタイム
二重埋没法(裏留め) 腫れ・左右差・イメージ違い・感染・二重消失・糸の露出など
目頭切開 腫れ・左右差・イメージ違い・感染・傷跡・後戻り・目頭の丸み・糸の露出など

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