術後のダウンタイムを軽減するKOライトとは?回復をサポートする医療LED治療の実力

目次

KOライトとは何か?

── 術後の赤み・腫れを抑える医療LED光治療

美容医療では、施術そのものと同じくらい、「術後の回復」が仕上がりを左右します。
赤みや腫れが長引けば、満足度にも影響しかねません。

ダウンタイムが短ければ、より自然に早く“完成形”に近づくことができます。
その回復を内側から支えるのが、KOライトという医療用LED光治療です。


術後肌の“治癒力”を引き出す光

KOライト(Keratolytic Oxygen Light)は、赤色・青色のLEDを肌に照射し、
炎症や代謝、回復に働きかける医療機器です。

中でも赤色LED(625nm)は、皮膚の深層に作用し、

  • 血行促進:酸素と栄養を届け、組織の修復をサポート
  • 炎症鎮静:免疫バランスを整え、赤みや腫れをやわらげる
  • 再生促進:線維芽細胞を活性化し、コラーゲンやエラスチンの生成を促す

こうした作用により、術後の赤みやむくみ、内出血を穏やかに整える効果が期待されます。


“回復も治療の一部”という視点

美容医療の本質は、ただ手術を行うことではなく、美しく回復する過程まで含めて完成させることです。
KOライトは、その回復をよりスムーズに、安心して過ごすための補助的なケアとして活用されています。

照射は非接触で、痛みもなく、短時間で終了。肌に負担をかけることなく、自然な治癒力を引き出すサポートになります。


負担なく、当日から照射OK

KOライトは刺激のない非接触型の光治療で、施術当日から照射可能です。
ほんのり温かい感覚がある程度で、痛みやダウンタイムはほぼありません。

洗顔やメイクも当日からOK。敏感肌の方や、術後を穏やかに過ごしたい方にも適しています。

赤色LEDが“回復を早める”理由

── 術後の赤み・腫れにやさしく作用する、625nmの医療用光

KOライトの赤色LED(625nm)は、術後ケアにおいて最も多く使用される光です。
「赤い光を当てるだけでどうして回復が早まるのか?」と不思議に思われる方も多いかもしれませんが、
この波長の光には、医学的にも裏付けられた“治癒促進”のメカニズムがあります。


赤色LEDが届くのは、肌の“深層”

私たちの肌は、表面(表皮)だけでなく、その下にある真皮層や血管・線維芽細胞の働きによって、修復や代謝が支えられています。
赤色LEDは、この皮膚の深い層にまで届く波長を持っており、以下のような働きを引き出します。


血流促進

赤色LEDを照射すると、血管が拡張され、血流がスムーズになります
これにより、傷ついた組織に酸素と栄養が効率よく届けられ、修復が早まるのです。
赤み・むくみ・内出血の回復を早める理由のひとつがこの「血流改善効果」です。


線維芽細胞の活性化

真皮に存在する線維芽細胞は、コラーゲンやエラスチンといった“肌の土台”を生み出す細胞です。
赤色LEDはこの線維芽細胞を刺激し、皮膚の再構築を助ける働きがあることが知られています。

その結果、術後の回復だけでなく、肌のハリ・弾力・キメの向上にもつながるという副次的なメリットも得られます。


炎症の鎮静

術後の肌では、軽い炎症反応が起こっています。
赤色LEDには、炎症性サイトカイン(IL-1やTNF-αなど)を抑制する働きがあるとされ、
ヒリつきや赤みを穏やかにし、肌を落ち着かせる鎮静効果が期待できます。


免疫細胞の調整

また、赤色LEDは免疫細胞(マクロファージや好中球など)の働きを正常化し、過剰な炎症を抑えることにもつながります。
この作用により、傷が治る過程での炎症が過剰にならず、トラブルを起こしにくい環境を整えることができます。


つまり、肌が「治りやすい状態」へと導く

赤色LEDは、皮膚に直接ダメージを与えることなく、
あくまで“肌本来の修復力”を高めるように働きかけるのが最大の特長です。

「腫れを抑える薬のように即効で変える」わけではありませんが、
術後の肌に負担をかけずに、じっくりと治癒を後押しできるのが赤色LEDの魅力です。


回復を早めつつ、肌そのものも整えていく

赤色LEDのもう一つの利点は、術後のケアを目的に照射していても、
同時に肌質そのものの底上げも期待できるという点です。

  • シワ・たるみの予防
  • ハリ・ツヤの回復
  • 肌トーンの改善(血流によるくすみ除去)

このような肌変化を感じる方も多く、単なる「ダウンタイム軽減目的の照射」にとどまらず、
仕上がりの完成度や満足感をさらに高めてくれる役割も果たしています。

青色LEDが“肌トラブルを整える”理由

── ニキビ・皮脂・毛穴にアプローチするもうひとつの光

KOライトには、術後の赤みや腫れをやわらげる赤色LEDに加えて、
ニキビや皮脂トラブルの改善に効果的な「青色LED(465nm)」も搭載されています。

赤色が“回復を助ける光”だとすれば、青色は“肌トラブルを予防・沈静化する光”。
とくに繰り返すニキビや皮脂分泌の乱れ、毛穴の開きなどが気になる方にとって、青色LEDは有効なアプローチとなります。


アクネ菌を殺菌する光

ニキビの原因菌であるアクネ菌は、代謝の過程で「ポルフィリン」という物質を生み出します。
青色LEDはこのポルフィリンに反応し、活性酸素を発生させてアクネ菌を殺菌する性質があります。

この作用により、炎症性ニキビの悪化を防ぎ、赤みや腫れを抑えることができるのです。

薬剤を使わず光だけで殺菌できるため、肌への負担が少なく、敏感肌や薬剤が使えない方にも適しているのが特徴です。


皮脂分泌のコントロール

青色LEDには、皮脂腺の活動を穏やかに抑制する効果もあります。
過剰な皮脂は、毛穴の詰まりやニキビの原因になるだけでなく、
肌表面のテカリや化粧崩れ、炎症の温床にもつながります。

KOライトの青色照射を継続的に行うことで、皮脂分泌が安定し、ニキビのできにくい肌環境が整っていきます。


毛穴の引き締め・肌質改善にも

皮脂がコントロールされることで、毛穴の開きや黒ずみの原因も軽減され、
結果的に肌全体のキメが整い、なめらかな質感へと導かれます

「肌がベタつきやすい」「毛穴が目立つ」「ニキビ跡がなかなか引かない」といったお悩みにも、
青色LEDは負担の少ない補助治療としておすすめされています。


赤色LEDとの“ピンク照射”でより多面的に

KOライトでは、赤色と青色を同時照射(ピンクモード)することで、
回復(赤)+ニキビ抑制(青)を同時にアプローチすることも可能です。

術後の鎮静とトラブル予防、両方をバランスよく整えたい場合には、
このピンク照射が選ばれることも多くなっています。


術後のトラブル予防としての役割も

術後の肌は一時的に皮脂バランスが乱れたり、外的刺激に敏感になりがちです。
その状態でニキビや炎症が起きると、回復が遅れることもあります。

青色LEDはそうした“術後に起きやすい小さな肌トラブル”を未然に抑える役割も担っています。
回復と同時に、肌の安定感を保つ補助ケアとして活用されているのです。

外科手術後の回復を支えるKOライト

── 目・鼻・口元など“術後の赤み・腫れ”を早く、きれいに

目頭切開や二重、鼻整形、人中短縮、口角挙上――
美容医療における外科手術では、どうしても赤み・腫れ・内出血といった「ダウンタイム」が避けられません。

もちろん、医師の技術によってダウンタイムの出方は左右されますが、どんなに丁寧に手術しても“ゼロ”にはできないのが現実です。

そうした術後の経過を、少しでも早く、快適に整えるために提案しているのがKOライトです。


KOライト照射でよく見られる変化

  • 術後の赤みが翌日には明らかに薄まる
  • 腫れが引くのが1〜2日早い
  • 黄色っぽい内出血の色むらが自然に馴染む
  • 突っ張り感や熱感が落ち着きやすい

実際に多く活用されている手術例

手術内容KOライトが役立つポイント
二重整形(埋没・切開)腫れ・赤みの軽減、左右差の早期安定
目頭切開・目尻切開傷の赤みを抑える、炎症沈静
鼻整形全般(鼻フル・小鼻縮小など)むくみ軽減、内出血の色素沈着の軽減
人中短縮・口角挙上傷周囲の赤み軽減、術後のツッパリ感の緩和
フェイスリフト系腫れ・むくみの軽減、皮膚の再生促進

1回でも変化を実感する方が多数

KOライトは継続治療でもありますが、術後直後に1回照射するだけでも「変化がわかりやすい」との声が多くあります。

「明日の仕事に備えて」「イベントに向けてなるべく腫れを抑えたい」といったニーズにも柔軟に対応できる治療です。


KOライト施術の流れと通院の目安

KOライトは、術後すぐに行える非接触・短時間のシンプルな治療です。以下に基本的な流れをご紹介します。

施術の流れ

  1. 施術部位の洗顔・クレンジング
    肌の表面を清潔に整えたうえで照射を行います。
  2. KOライト照射(約10〜15分)
    赤色・青色のLEDをお悩みに合わせて照射します。痛みや熱感はほとんどありません。
  3. 終了・アフターケアの説明
    照射直後からメイクや洗顔も可能。必要に応じて保湿やUVケアの指導を行います。

通院頻度・タイミング

  • 手術当日から照射可能(医師の判断により)
    腫れや赤みが強くなる前にスタートできるため、回復を早める効果が期待できます。
  • 術後数日〜1週間以内に1回の照射が目安
    状態に応じて複数回の照射を提案することもあります。
  • ニキビ・毛穴目的の場合は1〜2週に1回を継続的に
    肌のターンオーバーを整える目的で、定期的な照射をおすすめするケースもあります。

注意点・副作用

  • 極めて安全性の高い施術ですが、まれに一時的な赤みや乾燥感を伴うことがあります。
  • 妊娠中・光過敏症のある方は医師と相談の上ご検討ください。

料金と当院でのご案内

当院ではKOライトを、術後の仕上がりをより美しく導くためのオプションとしてご案内しています。
症状やご希望に合わせて、1回ごとの照射だけでなく、お得な複数回セットもご用意しています。

KOライト 料金

プラン料金
通常1回照射¥6,500(税込)
手術後1回照射¥5,500(税込)
手術後3回セット(契約時のみ)¥15,000(税込)

※手術時にまとめてお申込みいただくことで、1回あたり¥5,000(税込)とさらにお得に受けていただけます。
※照射タイミングや回数の目安は、術後の状態により医師がご案内いたします。

まとめ

── 術後の回復をサポートする選択肢として

美容医療の施術は、術後の回復期間をどう過ごすかによって、結果や満足度に差が出ることがあります。
KOライトは、赤み・腫れ・内出血などのダウンタイム症状をやわらげ、回復をスムーズに進めるための補助的な治療です。

当院では、目元・鼻・口元など外科手術の回復ケアとして、必要に応じてオプションとしてご提案しています。
「できるだけ早く腫れや赤みを引かせたい」「術後の経過を少しでも穏やかにしたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

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