ヒアルロン酸とボトックスの違い、使い分けについて徹底解説

こんな悩みの方におすすめの記事です。

  • 顔のシワが気になる方
  • 手軽に治療したい方
  • 自然な仕上がりを希望する方
  • まわりに気付かれずに若返り治療をしたい方
  • ボトックスとヒアルロン酸の違いを知りたい方

ヒアルロン酸とボトックスはどちらもシワの治療に用いられているのでどう違うのかよく質問されます。

簡単に説明すると、

ヒアルロン酸は「重力でできるシワ」
ボトックスは「表情筋でできるシワ」

に対して有効です。ヒアルロン酸とボトックスは似ていると思っている人も多いのですが、全く別の治療法なのです。詳しく解説していきたいと思います。

ヒアルロン酸注射とは

ヒアルロン酸注射は、加齢によるしわやボリュームの少ない部分へヒアルロン酸を注入し、皮膚をふっくらと膨らませ、ほうれい線やしわを改善する施術です。

ヒアルロン酸は元々体内に存在する成分のため、アレルギー反応が起こるという心配も非常に少なく安心して施術を受けていただけます。また、ダウンタイムも短く、即効性があるためお手軽に試すことができます。

ヒアルロン酸注射が有効なシワ「重力でできるシワ」

ヒアルロン酸注射は、加齢とともに重力に負けてできてしまったシワに有効です。
無表情でも消えないシワがそうです。

・ほうれい線
・マリオネットライン
・目の下のくぼみ

などです。

ヒアルロン酸注射のメリット・デメリット

メリット

  • 即効性がある
    治療時間は約5~10分くらいです。注射したらすぐに効果を実感できます。ダウンタイムもありません。
  • ダウンタイムが少ない
    当日からメイクなどを普段通りおこなえます
  • 傷跡が残りにくい
    注射を打つだけなので跡の心配はありません。処置後はすぐお化粧可能です。すぐ日常生活に戻れます。
  • 短時間の施術
    5~30分程度で終了します。
  • ピンポイントで治療できる
    ほうれい線やしわなど、お悩みの箇所をピンポイントで改善します。

デメリット

  • 定期的に施術を受ける必要がある
    ヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されますので、効果を持続させるには定期的に施術を受ける必要があります。
  • 内出血する場合がある
    注射ですので内出血のリスクがありますが、内出血したとしても2週間程度に落ち着きます。内出血しにくい注射針(マイクロカニューレ)での施術も可能です。
  • 注入量が多すぎると不自然になることがある
    シワをなくしたい一心でたくさんの量を注入すると不自然になってしまうことがあります。適切な注入部位、注入量が重要となってきます。

ヒアルロン酸注入の施術ページはこちら

ボトックス注射とは

ボトックス注射は、しわ・たるみの予防・若返りに効果があり、注射なのでお気軽に受けていただける治療です。

ボツリヌス菌が産生する筋弛緩作用のあるA型ボツリヌス毒素(天然のタンパク質)(毒素といっても、たんぱく質からできた毒素を分解・精製したもので、毒性は全くありません。)を、緊張している筋肉に注入することで、筋肉をリラックスさせ、表情筋によるしわを軽減することができます。特に、顔の表情によってできる眉間、額、目尻のしわなどの表情じわに非常に効果的です。

ボトックスを注射すると、2~3日後にはその効果が実感できるようになり、2週間くらいでピークになります。効果はそのまま3~4か月間ほど続き、その後は数週間をかけて徐々に薄れてきます。(個人差があります)

ボトックス注射が有効なシワ「表情筋でできるシワ」

表情を動かすことによってできるシワを「表情ジワ」と言います。加齢とともに皮膚の弾力が低下すると、この表情ジワが刻まれやすくなります。表情筋の動きをボトックスにより弱める事で、お顔にシワが寄らなくなります。また、深いシワになる前の予防としてもおすすめです。

・眉間
・目尻
・おでこ

などです。ボトックス注射は、他にも様々な治療が可能です。

  • 小顔効果
    咬筋と呼ばれる筋肉(喰いしばった時にポコっと出っ張るエラの筋肉)にボトックスを注入すると、筋肉が萎縮します。その結果、エラの張りが目立たなくなり、小顔に変化させることができる治療です。咬筋を小さくすることにより、歯の食いしばりや歯ぎしりも緩和されます。
  • 肩こり改善
    肩の筋肉にボトックスを注入し肩の筋肉を小さくする事により、肩こり改善効果や、首を長く見せる効果もあります。
  • ガミースマイル改善
    笑った時に歯茎が出すぎてしまう状態をガミースマイルと言いますが、注射によって上唇を上げる筋肉(上唇挙筋)を抑え、改善させます。
  • 口角拳上
    口角を引き下げる筋肉(口角下制筋)が発達している人は、口角を引き上げる筋肉とのバランスが崩れ口角が下がってしまいます。口角を引き下げる筋肉(口角下制筋)にボトックスを注入し筋肉を弱めることで、下がり気味の口角を改善します。
  • 人中短縮
    口輪筋という口をすぼめる時に使う筋肉にボトックスを注入して動きを弱めることで上唇がめくれあがり、人中を短く見せることができます。
  • ふくらはぎを細く
    ヒールの着用や運動によって発達しやすいふくらはぎの筋肉は、ボトックス注射によって縮小、ふくらはぎをほっそりさせることが出来ます。
  • 多汗
    汗腺からの汗の分泌を抑えられることから、多汗・ワキガの治療にも効果があります。

ボトックス注射のメリット・デメリット

メリット

  • 効果が分かりやすい
    注射して数日で効果を実感することができます。
  • 効きすぎても必ず元に戻る
    効きすぎたり不自然な結果となっても、必ず元に戻ります。
  • ダウンタイムが少ない
    当日からメイクなどを普段通りおこなえます
  • 傷跡が残りにくい
    注射を打つだけなので跡の心配はありません。処置後はすぐお化粧可能です。すぐ日常生活に戻れます。
  • 短時間の施術
    5~30分程度で終了します。

デメリット

  • 定期的に施術を受ける必要がある
    効果は3~4か月間ほど続き、その後は数週間をかけて徐々に薄れてきます。(個人差があります)ですので、定期的に施術を受ける必要があります。
  • 耐性ができる場合がある
    一度に大量の注入をしたり、短期間での注入を繰り返すと耐性が出来てしまい、効果が十分に得られない場合があります。
  • 施術部位が動かしにくくなることがある
    ボトックス注射は筋肉の働きを抑えるため、施術を行うことで施術部位が動かしにくいと感じたり、突っ張ったように感じる方もおられます。これらも注射の効果が切れると同時に解消されていきます。

ボトックス注射の施術ページはこちら

まとめ

ヒアルロン酸とボトックス、どちらもシワの治療として用いられる施術ですが、

ヒアルロン酸は「重力でできるシワ」
ボトックスは「表情筋でできるシワ」

に対して有効であり、全く別の施術であるということを解説しました。

ヒアルロン酸注射は、重力によってできたシワの部位にヒアルロン酸を注入し、皮膚をふっくらと膨らませ、ほうれい線やしわを改善する施術です。

・ほうれい線
・マリオネットライン
・目の下のくぼみ

等に有効です。

シワの部分に直接注入するので即効性があるのがメリットですが、やりすぎると不自然なお顔になってしまうというデメリットもあります。皮膚の状態やお顔のバランスを丁寧に診察し、適切なヒアルロン酸製剤、量を、適切な皮膚の層に注入することが重要です。

ボトックス注射は、表情筋によってできるシワに注射し、筋肉の動きを弱めることでシワを改善させる施術です。

・眉間
・目尻
・おでこ
等のシワに有効です。また、他にも

・小顔効果
・肩こり改善
・ガミースマイル改善
・口角拳上
・人中短縮
・ふくらはぎを細く
・多汗

等の治療にも用いられます。

注射して数日で効果を実感することができるのがメリットですが、大量に打ちすぎたり、短期間での注入を繰り返すと耐性が出来てしまい、十分な効果を得られない場合があります。また効きすぎると表情を動かしにくくなったり、不自然な仕上がりになる場合もあります。ですので、適切な量を適切な部位に、適切な期間で注入する必要があります。

ヒアルロン酸とボトックス、この2つは全く別の治療ですが、2つを組み合わせることで高い効果を得ることも可能です。お顔のシワが気になる方はいつでもお気軽にご相談ください。

ヒアルロン酸についての施術ページはこちら

ボトックス注射についての施術ページはこちら

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