糸リフトは、特殊な糸を皮下に挿入してたるみを引き上げる施術です。
手軽にリフトアップ効果を実感できるので人気の治療ですが、ダウンタイムが気になる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、糸リフト後のダウンタイム症状や期間、短縮するためのポイントを解説します。
糸の種類や特徴についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- 糸リフトの仕組みと効果
- ダウンタイムの症状と経過
- ダウンタイムを短縮するポイント
- MAe clinicで扱っている糸の種類
糸リフトとは

糸リフトは、特殊な糸を皮膚の下に挿入することで、顔のたるみを引き上げる施術です。
糸リフトの仕組み
🔹 たるんだ皮膚や脂肪を物理的に引き上げる
🔹 コラーゲン生成を促進し、肌のハリをアップ
🔹 ダウンタイムが短く、すぐにリフトアップ効果を実感できる
糸には「コグ(トゲ)」がついており、これが皮膚や筋膜に引っかかることで、たるみを物理的に持ち上げる仕組みになっています。
さらに、糸を挿入した部分では、コラーゲンやエラスチンが生成されるため、肌にハリや弾力が生まれるというメリットもあります。
糸リフト後に起こるダウンタイムの主な症状
糸リフトは、大きな傷を伴わない施術ですが、皮下に糸を挿入するため、一定のダウンタイムが発生します。
術後には、痛み・腫れ(むくみ)・内出血・引っ張られるような違和感 などが生じることがあります。これらの症状は、施術による皮膚や組織への刺激が原因となります。
ダウンタイムの程度や持続期間には個人差があり、施術方法や施術部位、使用する糸の本数によっても異なります。以下に、それぞれの症状について詳しく説明します。
糸リフト後に起こりやすい症状
- 痛み(軽度の鈍痛・圧迫感)
- 腫れ(むくみ)(顔がむくんだ感じになることがある)
- 内出血(アザ)(青紫や黄色っぽい変色が起こることがある)
- 引っ張られるような違和感(口を開けたり笑ったりすると突っ張る感覚)
ダウンタイムの経過と持続期間の目安
施術後の経過 | 状態・症状 |
---|---|
当日~3日目 | 痛み・腫れ・内出血のピーク。顔の違和感が強い。 |
4日目~1週間 | 内出血が薄まり、腫れも徐々に軽減。違和感が少し残る。 |
2週間後 | ほぼ自然な状態に。軽い違和感がある場合も。 |
1ヶ月後 | 違和感が完全になくなり、リフトアップ効果が安定。 |
💡 ポイント
✔ 軽い腫れやむくみ → 3日~1週間で落ち着く
✔ 違和感や引っ張り感 → 2週間ほどで軽減
✔ 最終的な仕上がり(馴染むまで) → 1ヶ月後が目安
ダウンタイムの症状別の原因と対策
▶痛み(鈍痛・圧迫感)
糸リフトの施術では、皮膚の下に糸を挿入する際の刺激 や リフトアップによる皮膚の引っ張り感 によって、糸を挿入した部位に痛みを感じることがあります。この痛みは通常1〜2週間ほどで自然に和らぎますが、念のため当院では痛み止めを処方しております。強い痛みがある場合には服用できますが、実際には「思ったより痛みを感じなかった」として、服用しない方が多い です。
また、安静にしていると気にならなくても、大きく口を開けた際や、糸を挿入した部分を指で押したときに痛みを感じることがあります。このような痛みや違和感は一時的なもので、1週間〜1か月ほどで自然に収まり、ほとんど気にならなくなるケースがほとんど です。
▶腫れ(むくみ)
糸リフトの施術後は、腫れやむくみが生じることがあります。
顔のむくみは麻酔の影響 によるもので、施術後約1日で麻酔が抜けると、翌日には徐々に落ち着いていきます。一方、腫れは施術による皮膚への刺激 によって引き起こされ、個人差はありますが、翌日から数日間続くことが一般的 です。
腫れを抑えるためには冷却が有効 で、適度に冷やすことで症状を軽減できます。
▶内出血(アザ)
糸リフトの施術では、起こることはほとんどありませんが、まれに内出血が生じることがあります。
内出血が発生した場合でも、通常は約2週間程度で徐々に回復し、元の肌の色に戻ります。万が一、内出血が目立つ場合でも、コンシーラーなどを使ってカバーすることで、日常生活に支障なく過ごすことができます。
▶引っ張られるような違和感
糸リフトの施術後は、糸の「コグ(トゲ)」が皮膚に引っかかることで、引っ張られる感覚が続くことがあります。特に、口を開ける・笑うといった動作の際に違和感を感じやすいのが特徴です。
この違和感を軽減するためには、施術後1週間は無理に口を大きく開けないようにし、硬い食べ物を避けることが推奨されます。また、大笑いする・口を大きく開けるなど、強い表情の変化を控えることで、違和感を最小限に抑えることができます。
通常、2週間ほど経過すると糸が皮膚に馴染み、引っ張られる感覚も徐々に軽減 するため、焦らず様子を見ながら過ごすことが大切です。
糸リフト後のダウンタイムを短縮するための基本ポイント
💡 ダウンタイムを最小限に抑えるために意識するべきポイント
✓ 施術後24時間は入浴やサウナを避ける(血流が良くなり腫れが悪化する)
✓ 顔を強くこすらない(スキンケア時も優しく)
✓ 寝るときは仰向けで、顔に負担をかけないようにする
✓ 水分をしっかり摂取し、老廃物の排出を促す
MAe clinicの糸リフトの種類
糸リフトにはさまざまな種類がありますが、当院では「MAe Lift(マエリフト)」と「テスリフト」、2種類の糸を用意しています。
どちらもPDO(ポリジオキサノン)素材の糸を使用していますが、構造やリフトアップ効果、持続期間、小顔効果などに違いがあります。
MAe Lift(マエリフト)とは?
MAe Liftの特徴
✓ PDO(ポリジオキサノン)素材の特殊な糸
✓ 持続期間は約1年
✓ 価格が安価で、定期的なメンテナンスに適している
✓ ダウンタイムが短く、手軽にリフトアップが可能
MAe Liftのメリット
✓ 比較的安価でコスパが良い
✓ ナチュラルな仕上がりで、リフトアップが自然
✓ ダウンタイムが短く、すぐに日常生活に戻れる
テスリフトとは?
テスリフトの特徴
✓ PDO(ポリジオキサノン)素材の糸
✓ 3Dメッシュ+バーブ(フック)が一体化した特殊な糸
✓ 従来の糸より強力なリフトアップ効果が得られる
✓ 脂肪を萎縮させる作用があり、小顔効果も期待できる
✓ 持続期間が長い(約1.5〜2年)
テスリフトのメリット
✓ 強力なリフトアップ効果が得られる
✓ 3Dメッシュ構造により、リフトアップ効果が長続きする
✓ 脂肪を引き締める効果があり、小顔効果も期待できる
項目 | MAe Lift(マエリフト) | テスリフト |
---|---|---|
糸の構造 | シンプルなPDO素材の糸 | 3Dメッシュ+バーブ付きの特殊な糸 |
持続期間 | 約1年 | 約1.5〜2年 |
リフトアップ効果 | ナチュラルな引き上げ | 強力なリフトアップ |
脂肪の引き締め効果 | なし | あり(小顔効果も期待) |
ダウンタイム | 短め(腫れ・痛みが少ない) | やや長め(しっかり固定されるため) |
価格 | 安価でコスパが良い | 比較的高めだが長持ち |
まとめ
今日は、糸リフトのダウンタイムについて解説しました。
糸リフトは、短期間でリフトアップ効果を実感しやすい施術 ですが、理想的な仕上がりを得るためには、一人ひとりの肌の状態や希望に合わせた糸の本数や挿入部位を適切に選定することが重要 です。
当院は、専門医が直接診察し、お肌の状態やお悩みを詳しく伺った上で、最適な施術プランをご提案 いたします。また、ダウンタイムの期間や症状についても詳しくご説明 し、施術に対する不安を解消できるようサポートいたします。
気になることや疑問がありましたら、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。
皆さまが安心して施術を受けられるよう、丁寧に対応いたします。