【口整形の傷あとはどれくらい残る?ダウンタイム中注意することは?】

こんにちは。Mae Clinic院長の前田翔です。

本日は口整形の傷あとについて解説したいと思います。

「口唇が下がっているので不機嫌にみられる」「年をとって人中(鼻の下)が伸びてきた」「ガミースマイルが気になる」など口元に関するお悩みはさまざまです。

口元の整形は、若返ったり、明るい印象にしたりすることができるので、大変人気の施術です。

ですが、口周りは話したり食事をしたりと、どうしても動かすので、目や鼻に比べると傷の治りは遅く感じられる部位です。

どの整形もそうですが、皮膚切開を伴う手術は傷あとが完全に消えることはありません。
ですが、傷あとが残るにしても、目立たない形での施術は可能です。傷が目立たないように工夫しながら切開、縫合を行うことが重要です。

外側人中短縮とは?

口元の整形は色々ありますが、今回は「外側人中短縮」について説明します。

外側人中短縮は、上口唇の外側の余分な皮膚を切除して縫合することで、上口唇の外側をぐっと引き上げ、鼻の下を短くする手術です。

通常の人中短縮術では、鼻の下を切開して人中の距離を縮めますが、その際、上口唇の真ん中が富士山のようにぐっと上に上がっている場合、手術することで更に上口唇が強調されてしまいます。

しかし、外側人中短縮を行うことで、上口唇の外側がぐっと引き上がり、全体的にバランスよく人中を短縮することができます。

施術方法

外側人中短縮では、上口唇の外側のラインに沿って切開、余分な皮膚を切除し縫合します。
切除した分上口唇が引っ張られて、鼻下から上口唇までの距離が短くなります。

上口唇と皮膚の境目に沿って縫合します。

ダウンタイム中注意することは?

これはどの手術に関しても言えるのですが、

・傷あとを触らない
・必要以上に患部を動かさない(抜糸までは大きな口を開けない、おしゃべりしすぎない等)
・血行がよくなるようなことをしない(長時間の入浴、激しい運動等)

を気をつけることでダウンタイムの軽減につながります。
抜糸が終わると特に制限はありません。

実際の傷あとの症例

外側人中短縮をされた方の抜糸前の写真です。

傷は治る時に引っ張り合って治ろうとするので、広がりやすいです。広がって治ると目立った傷になってしまいます。そうならないように工夫して縫合します。

縫合は皮膚と上口唇の境目に沿って縫うので、傷あとも目立ちません。1週間でこの程度です。

抜糸直後の状態です。傷あとはほとんどわかりませんね。抜糸が終わるとメイクで隠すことも可能です。傷あとの赤みはこれからもっと引いていくので、まだまだ目立たなくなります。

口元にかぶさっている皮膚、特に外側を取ることで口角の下がった老け感を改善しました。
同時に鼻先のオステオポールを抜去、肋軟骨で再建、鼻骨骨切りでワシ鼻を治して鼻筋を細くしています。

まとめ

口周りは話したり食事をしたりと動かす部位なので、目や鼻に比べると傷あとは残りやすい。
なので、傷が目立たないように工夫しながら切開、縫合を行うことが重要。

ということを説明しました。

当院では経験豊富なドクターが施術を行いますので、口元の手術でも傷あとは症例写真の通りほとんど目立ちません。どうしても傷あとが気になるという方は、傷のつかない人中短縮もあります。一人ひとりのご希望に合った施術をご提案させていただきます。

ぜひお気軽にご相談ください。

今回の症例の治療内容について

術式:外側人中短縮、鼻中隔延長、猫貴族手術、肋軟骨使用、鼻骨骨切り、鼻孔縁下降

リスク・副作用
・感染 ・術後の痛み、腫れ ・血がたまる ・内出血 ・糸が露出する ・創部離開 ・傷口の先端のふくらみ、 盛り上がり ・上唇のリップラインの形の変化 ・唇の赤い部分に 厚みが出る ・鼻下が短すぎる (効果が有りすぎる) ・鼻下がまだ長く感じる (効果が足りない) ・曲がり ・後戻り ・鼻閉感 ・肥厚性瘢痕 ・ケロイド

施術費用
外側人中短縮——\420,000
鼻中隔延長(肋軟骨使用)——\860,000
猫貴族手術——\660,000
鼻骨骨切り——\550,000
鼻孔縁下降——\350,000

※これ以外に、検査費用・麻酔費用等がかかることがあります。

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