眉下リフトのダウンタイムはどれぐらい?メリット・デメリットを解説

加齢によってまぶたが重くなり、目元の印象が変わってきたと感じる方は少なくありません。
「昔よりも目が小さく見える」「アイシャドウやアイラインが映えなくなった」そんなお悩みをお持ちの方にとって、有効な選択肢となるのが眉下リフト(眉毛下皮膚切除術)です。

この記事では、眉下リフトの施術内容やダウンタイムの実際、さらには手術そのもののメリットとデメリットまで、詳しく解説していきます。手術を検討されている方にとって、安心して判断できる材料となれば幸いです。


眉下リフトとは?

眉下リフトは、眉毛のすぐ下を切開して上まぶたの余分な皮膚を切除することで、まぶたのたるみを改善する手術です。正式には「眉毛下皮膚切除術」とも呼ばれます。

この手術の特長は、上まぶたの皮膚に直接アプローチできる点です。埋没法や二重切開術と違い、二重ラインそのものを触らずに済むため、ナチュラルな変化を求める方にも人気があります。特に「二重は変えたくないけれど、たるみをどうにかしたい」という方に適しています。

また、目を開ける力(眼瞼挙筋)には直接手を加えないため、機能的なリスクが比較的少ない手術でもあります。その反面、正確なデザインと繊細な縫合が求められる手術でもあり、医師の技術と経験が結果に大きく影響します。


眉下リフトのダウンタイムはどれぐらい?

眉下リフトは切開を伴う外科手術ですが、実際のところダウンタイムは比較的短めです。

術後0〜3日目:腫れと内出血のピーク

術直後から2〜3日は、腫れや赤みが最も強く出る時期です。特に体質や皮膚の薄さによっては、内出血が出る方も少なくありません。まぶた周囲が青〜紫色になる場合もありますが、これは正常な術後反応であり、徐々に色が変化していきます。

この期間は、冷却(クーリング)をしっかりと行い、体を温めすぎないことが重要です。入浴や飲酒は控えて、安静を心がけましょう。

術後4〜6日目:腫れのピークを過ぎる

腫れが徐々に引いてきて、赤みも落ち着いてきます。内出血が黄色〜緑色へと変化し、いわゆる“治りかけ”のサインが出てきます。生活は通常通りに戻せる方も多くなります。

抜糸は術後5〜7日目に行うことが一般的です。抜糸後はメイクも再開可能となり、マスクや前髪で隠しながらの外出がしやすくなります。

術後1〜2週間:社会復帰の目安

大半の方が、この時期には日常生活に支障のないレベルまで回復します。赤みはわずかに残っていても、メイクで十分にカバーできることが多いです。

デスクワークや在宅勤務の方は、術後数日で復帰されるケースもあります。接客業や人前に出る仕事の場合は、1週間〜10日程度の休暇を確保しておくと安心です。

術後1〜3ヶ月:傷跡が自然に馴染む

傷跡は最初赤みがありますが、時間の経過とともに白くなり、眉毛のラインに自然と溶け込んでいきます。体質やスキンケアの影響で個人差はありますが、多くの方が3ヶ月程度で目立たなくなります。

紫外線対策を継続し、きれいな治癒を促すことが大切です。


眉下リフトのメリット

1. 効果が明確でナチュラル

眉下リフトの最大の利点は、まぶたの皮膚を”直接”切除できる点です。これにより、たるみの原因そのものを取り除けるため、非常に明確な効果が得られます。それでいて、目の形や二重の幅をいじることがないため、仕上がりがナチュラルで”整形感”が出にくいのもポイントです。

2. 傷が目立ちにくい

切開部は眉毛の下縁に沿って行うため、傷跡は眉毛の陰に隠れます。縫合も丁寧に行えば、時間とともにほとんど分からない程度まで目立たなくなります。

3. 額のシワ・眉の挙上癖が改善

まぶたが重たいことで額の筋肉を無意識に使っていた方は、術後に眉を上げる癖が軽減されます。その結果、額のシワが改善したり、表情が柔らかくなることがあります。


眉下リフトのデメリット・注意点

1. 傷跡が体質に左右される

体質によっては、赤みが長引いたり、色素沈着、肥厚性瘢痕(盛り上がった傷)になる可能性があります。そのため、術後のケアや体質に応じた予防策が必要です。

2. デザインによっては左右差が強調される

もともとの眉毛の左右差がある方では、術後にその差が目立ちやすくなる場合があります。事前のデザイン時に、眉の位置や形状、骨格の非対称性を踏まえた上で微調整することが大切です。

3. 変化が控えめなケースも

皮膚のたるみが非常に強い場合は、眉下リフトだけでは改善が不十分なことがあります。その場合は、前額リフトや二重整形と併用することで、より満足度の高い結果が得られます。


こんな方におすすめ

  • 上まぶたの皮膚のたるみで視界が狭くなってきた方
  • 二重ラインは変えたくないけれど、まぶたをすっきりさせたい方
  • 埋没法やヒアルロン酸では変化を感じられなかった方
  • 目元を自然に若返らせたい方
  • おでこのシワが目立ってきた方(眉の挙上癖がある)

当院の眉下リフトの特長

当院では、以下の点にこだわった眉下リフトを提供しています。

  • 眉毛のラインに沿った自然なデザイン
  • 皮膚・眼輪筋・ROOF(脂肪層)まで精密に処理
  • 傷跡が残らないよう極細の縫合糸と縫合法
  • 静脈麻酔を併用し、手術中のストレスを軽減
  • 術後の内服・外用ケアやダウンタイム管理も万全

“バレない・でもしっかり変わる”眉下リフトを目指し、丁寧な診察・施術・アフターフォローを徹底しています。


実際の症例

症例①眉下リフト単独で自然な印象改善

術後3ヶ月の時点で、キズはほとんど目立たず、眉下に沿って自然に馴染んでいます。正面から見ても違和感がなく、非常に自然な仕上がりです。
この症例では、術直後に一時的な腫れと赤みが見られましたが、術後1週間で抜糸が完了し、その時点で大きな腫れは落ち着きました。さらに1ヶ月後には赤みもほとんど消失し、周囲から気づかれることも少ないほど自然な状態に回復しています。
3ヶ月が経過した現在では、傷跡は眉毛の下に溶け込むように目立たなくなり、仕上がりは非常に満足度の高いものとなっています。目元における若返り効果もはっきりと感じられ、自然な印象を保ちながら明るい表情が実現されました。

担当医師:島田 幸一

症例②視野の改善を目的とした眉下リフト

加齢によって上まぶたの皮膚が被さり、視界の妨げや目元の重さを感じていた症例です。眉毛下の皮膚を切除し、眉毛内に切れ込みを加えることで自然な仕上がりを実現しました。

術後6ヶ月で赤みは消失し、傷跡はほとんど分からない状態に。眉下のラインに沿った切開と丁寧な縫合によって、不自然な引きつれもなく、目元全体が明るく若返った印象になりました。

担当医師:前田 翔

まとめ

眉下リフト(眉毛下皮膚切除術)は、まぶたの余剰な皮膚を直接取り除くことで、目元のたるみを改善し、ナチュラルな若返り効果を得られる非常に有効な手術です。加齢によって目が小さく見える、まぶたが重たく感じるといったお悩みを持つ方にとって、根本的な改善が見込める選択肢となります。

ダウンタイムは比較的短く、1週間程度で日常生活に復帰できるケースが多く、術後の赤みや腫れも時間の経過とともに落ち着きます。傷跡も眉毛のラインに隠れるため、最終的にはほとんど目立たなくなるのが特長です。

当院では、眉下リフトにおいても単なる皮膚切除に留まらず、皮下組織や筋層、脂肪層まで丁寧に処理し、自然で美しい仕上がりを追求しています。傷跡の縫合法やデザインにもこだわり、術後の違和感が出ないよう徹底した管理を行っています。

実際の症例でも、3ヶ月から半年で非常に自然な回復と仕上がりが得られており、多くの患者様にご満足いただいています。目元の印象を若々しく保ちたい方、まぶたの重たさに悩んでいる方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。

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