整形感ゼロの鼻先へ|耳軟骨×フローティングストラットで叶える理想の鼻尖形成

今回は、「少しだけ印象を変えたい」「整形したと気づかれずに可愛くなりたい」といった患者様のご要望にお応えできる、繊細で自然な鼻形成術【フローティングストラット】について解説します。

この手術は、耳軟骨のみを使い、鼻先を固定せずに自然なラインを作ることで、まるで“忘れ鼻”のような、顔全体に調和する美しい鼻を目指すものです。

ナチュラルな変化を求める方に、特におすすめの方法です。

目次

忘れ鼻とは?

「忘れ鼻(わすればな)」とは、顔全体に自然に馴染み、見る人に“鼻の存在を意識させない”バランスの取れた理想的な鼻”のことを指します。整形感がなく、横顔や顔立ちをさりげなく引き立てるこの鼻は、近年の美容トレンドとして注目されており、多くの方が目指すナチュラルビューティーの象徴ともいえます。

華美すぎず、控えめすぎず、ちょうどよく整っている——。そんな“ちょうどいい”鼻をつくるには、骨格や顔全体のバランスに合わせた繊細なデザインと、やわらかさや自然な丸みを再現できる技術力が必要です。

特に、鼻先の形が仕上がりの印象を大きく左右するため、「いかにも整形したような鼻」ではなく、「もともとこの顔の一部だったかのような鼻」を目指す方には、“忘れ鼻”を意識した鼻尖形成術が選ばれる傾向にあります。

症例紹介|フローティングストラットで叶える“忘れ鼻”

こちらは、鼻尖形成軟骨移植(フローティングストラット)によって「忘れ鼻」を実現された患者さまの症例です。

劇的な変化ではなく、ほんの少しの変化で自然に、そして可愛らしく整える——そんな理想を叶えるのが、この術式の特徴です。

今回は、耳軟骨のみを使用し、鼻先を軽く持ち上げつつ、鼻柱をわずかに下げることで、スマートで上品なバランスへと整えました。顔立ちにやわらかく馴染み、どこから見ても違和感のない自然な印象に仕上がっています。

フローティングストラットでは鼻先を固定せずに軟骨を配置するため、鼻先の可動性が保たれ、整形感の少ない仕上がりが得られるのも魅力です。

ただし、軟骨をしっかりと支える土台がある方に適した術式であり、後戻りのリスクにも配慮が必要です。術前の診察で、土台の状態や適応を丁寧に見極めることが大切です。

このように、ナチュラルで洗練された印象をつくれるのが、フローティングストラットの魅力です。
次に、この術式についてもう少し詳しくご説明します。

フローティングストラットとは?

フローティングストラット(floating columella strut)とは、鼻柱に耳軟骨などを移植する際、周囲の組織に縫い付けず「浮かせた状態」で挿入する手術法です。固定しないことで、鼻先の柔らかい動きや自然な表情を残しつつ、鼻柱のバランスを整えることができます。

この方法は、従来の鼻中隔延長のように強く固定する術式とは異なり、軽度の変化を希望する患者様に非常に適しています。特に「鼻先をほんの少し持ち上げたい」「鼻柱をわずかに整えたい」といった繊細なご要望に対応できるのが大きな特長です。

術後もナチュラルな仕上がりになりやすく、表情に合わせて鼻先が自然に動くため、「整形感がない」と言われる理由はここにあります。軟骨は主に耳介(耳の後ろ)から採取し、鼻の内側に挿入しますので、見た目にも傷はほとんど目立ちません。

こんな方におすすめ

  • 鼻先をほんの少し整えたい方
  • 固定感のある鼻が苦手な方
  • 自然な仕上がりを希望される方
  • 鼻中隔延長までは希望しないが、微調整をしたい方

まとめ

フローティングストラットは、耳の軟骨を使って鼻先を固定せずに挿入することで、自然な鼻先のラインを整える鼻尖形成術です。あえて軟骨を浮かせた状態で配置することで、鼻先にやわらかな動きと自然な表情を残すことができます。そのため、「整形感のない仕上がり」を求める方に非常に人気があり、いわゆる“忘れ鼻”——見る人に鼻の存在を意識させない、顔全体に調和した美しい鼻——を目指す方に適した術式です。

軽度の変化を希望する方や、鼻中隔延長までは考えていないけれど鼻先をほんの少し整えたいという方に特におすすめです。ただし、鼻の土台の状態によっては後戻りのリスクもあるため、カウンセリングでの適応判断が重要です。ナチュラルな美しさを追求したい方に、ぜひ知っていただきたい選択肢です。

まずはカウンセリングから、お気軽にご相談ください。

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