鼻の手術のオーダーで大事なこと

マエクリ(MAeクリニック)院長の前田翔です。

先日のツイートで反響のあった「鼻の手術のオーダーで大事なこと」について、本日はお話したいと思います。

お鼻のお悩みでカウンセリングに来られる方の多くは、「低い鼻を高くして鼻筋を通したい」という方が多いです。しかし、お鼻の形によってはただ高くするだけだと不自然で人工的なシルエットになってしまう場合があります。

例えば、上向きの鼻(ブタ鼻)のお鼻にただ単にプロテーゼを入れて高くすると、さらに鼻が上を向いてしまうことになります。
なので、鼻先を伸ばす延長手術が必要となってきます。

また、鼻筋がすっきり通っても、鼻先が丸いとバランスよく見えません。その場合は、鼻先の余分な脂肪を取り除いたり、鼻先を細くするために軟骨を寄せる手術が必要となります。

このように、お鼻によって治療法も変わってきますし、お鼻の状態によってはいくつかの手術を組み合わせてアプローチすることも少なくありません。

まずは、自分の今のお鼻がどのような状態で、理想のお鼻になるためにはどういった変化が必要かを知る事が重要となります。

目次

自分の鼻、理想の鼻を要素別にまとめる

まずは、沢山あるお鼻の中で

1.気になること
2.なりたくない鼻
3.なりたい鼻


これを要素別にまとめてください。

▶要素
 ①鼻根部の高さと太さ
 ②鼻先の高さ
 ③鼻筋(鼻根から鼻先)のライン
 ④鼻先の向き
 ⑤鼻柱と鼻翼のバランス
 ⑥鼻翼の大きさと幅
 ⑦鼻の穴

それぞれの要素を分けて、どこがどう変われば全体としてどう変化し、トータルバランスが良くなるか考えてみるといいと思います。

次に色々な方の写真を見て綺麗な鼻、自分の理想の鼻がイメージ出来るようになれば、現在の状態からどう変化させればいいか分かるようになるかと思います。

今の鼻の状態の写真を撮る

そこまでイメージ出来れば、自分のお顔の写真を正面、斜め、横から撮影してください。

▶注意
・必ず自撮りじゃなくて誰かに頼んで取ってもらいましょう。
・出来ればスマホじゃなく一眼レフがいいですが、離れて撮影しそれをトリミングしても大丈夫です。

撮った写真に理想のラインを書く

その写真を印刷して理想のラインを書きます。

写真のモデルは酒井先生です。
美人でお鼻も綺麗なので少し平均的な日本人とは違います。一般的には1~2段階くらい低い方が多いかなと思います。

酒井先生のお鼻のラインを白線でなぞります。これが横から見たお鼻の形です。
鼻先を高く伸ばしていくとピンクから赤に、低く上向きのお鼻にしていくと水色から青のラインになります。

今のお鼻の状態と理想とするお鼻が何段階も離れていればいるほど大きな変化が必要です。
逆に1段階くらいの変化は簡単に出すことが出来ます。

今回は横の写真だけですが、このような感じで正面、斜めの写真も印刷し、理想のラインを書いてみてください。
あとはアプリなどで加工してみてください。

少し歪んで不自然になっても構いませんのでその画像と加工前の画像をお持ちいただければ、医師とのカウンセリングのときにイメージ共有がスムーズだと思います。

鼻は目と違って立体的なので、何の手術が適応か、患者さん自身見極めることが難しいところがあります。
ですので、自分の鼻、理想の鼻を要素別にまとめた上で、今の鼻の状態の写真を撮り、撮った写真に理想のラインを書いて、どのような変化が必要かを患者さん自身が把握しておくことが非常に重要となります。

写真を持って行くかどうかはともかく、自分のお顔を正しく把握するために役立つ方法かなと思います。
これはお鼻だけでなく美容整形全般にも共通すると考えています。

まとめ

医師とのカウンセリングの際には、

・なりたいお鼻の形

・自分の顔に似合うお鼻の形

・なりたいお鼻になるために必要な変化量

・医学的に可能な施術

これらの要素をしっかりと踏まえた上で、完成イメージを共有することが重要。

そのためにも、自分のお顔を正しく把握し、なりたいお鼻のイメージをカウンセリング前にしっかり考えておくことが重要。

希望のお鼻になれるようにしっかりとカウンセリングさせて頂きます。

お気軽にご相談ください。

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