【鼻整形】プロテーゼの安全性とリスク回避方法【隆鼻術】

鼻筋を高くはっきりさせたいときに行う施術“隆鼻術”。

その一つであるプロテーゼ挿入術は歴史が古く現在も多く行われています。

今回は、『プロテーゼの安全性』と『様々なリスクを避けるためにどうするべきか』をお話します。

こんな人におすすめ
  • これからプロテーゼを入れようか迷っている方
  • プロテーゼを入れたその後のトラブルにお悩みの方
  • 今後プロテーゼを取り出そうかと考えている方
目次

プロテーゼは長期的に安全なのか?

多くの方が気になっていることは、
プロテーゼは安全なのかどうか?ということでしょう。
結論から申し上げると、 安全 です!

プロテーゼにもリスクはありますが、それらを正しく理解したうえで経験豊富な医師が正しく使用すれば安全に施術することができます。

隆鼻術の材料とシリコンの歴史

プロテーゼは隆鼻術の素材の一つとして使用されます。
お鼻の手術の中でも鼻筋を高くする隆鼻術は人気の施術です。プロテーゼや軟骨などの選択肢がある中でどの素材を使用するか悩まれると思います。
欧米人と比べて鼻筋が低く未発達なアジア人においては軟骨等の自家組織のみでは十分な隆鼻効果が得られないことが多く、隆鼻術の素材として主にシリコン製のプロテーゼが多用されてきました。

シリコンプロテーゼによる隆鼻術

過去には鼻筋から鼻先、鼻柱部までのL型プロテが使われていたためトラブルが多く、医療者側・お客様の双方にプロテーゼの印象が悪い方もいます。

現在は鼻先に異物を入れることは基本的に避けたほうがいいと考えられています。
(オステオポールなどの吸収性の素材も同じ)
そのため鼻筋(鼻背部のみ)のI型プロテーゼが主流となっています。

また近年シリコンとともにゴアテックスもプロテーゼの素材として使用されています。

L型プロテーゼ:鼻先は注意が必要

L型プロテーゼなど、鼻先まで異物を入れるとどんなトラブルが起こるか説明します。

  1. 鼻先が移動しアップノーズや豚鼻となる
    鼻先は鼻筋(鼻背部)と比較して可動性が大きいため炎症による拘縮で移動します。
    一般的には頭側後方に引っ張られるため鼻先は低くなり正面から鼻の穴が見えやすくなります
  2. 感染しやすい
    鼻先は常に刺激にさらされている部位であり、皮脂腺等も豊富にあります。異物を入れていることによって通常は問題にならない小さなケガやニキビから感染する可能性があります。
  3. 鼻先から透けて見えたり、出てくる
    長期間鼻先の皮下に異物があたっていると徐々に皮膚が薄くなり皮下の異物が透けて見えてきます。ひどいときは薄くなった皮膚や粘膜が破れてプロテーゼが露出する場合もあります

このようなトラブルが起こるので鼻先までのプロテーゼは避けたほうが良いでしょう。 ちなみにI型のプロテーゼでも長い物だと鼻先にまで入る大きさのものもあります。大きすぎるものは避けて適切なサイズのプロテーゼを選択することが重要です。

全てのプロテーゼに共通する合併症

ではL型のプロテーゼや鼻先の移植物を避ければ全く問題がないのかというとそうではありません。

  1. 鼻筋の曲がり(斜鼻)が目立つ
    斜鼻の方にプロテーゼを入れると曲がった鼻筋に沿ってずれた状態で鼻背が高くなり、斜鼻が強調されることがあります。
  2. 感染源となる
    異物を入れることによる感染のリスクはあります。術後赤みや腫れなどの感染を疑う症状が現れた場合はすぐに医師に相談してください。
  3. 石灰化や皮膚が薄くなりプロテーゼの形が見える
    慢性の炎症やそれに伴う石灰化、プロテーゼの周囲の拘縮によってプロテーゼの形(辺縁)がはっきりくっきりと目立ってくることがあります。

プロテーゼの境界が見え左にずれている。
皮下に入っているため触ると簡単に動く(動揺する)

リスクを減らすためにできること

これらのリスクを回避するためにするべきことをまとめます

  1. 鼻筋の曲がりがないか確認する
    明らかに鼻の曲がりがある人はもちろんですが、見かけ上は分かりにくく本人も自覚していない鼻筋の曲がりがある方もいます。CT検査や診察で発見する必要があります。
  2. プロテーゼを正しい層に入れる
    皮下よりも骨膜下に入れたほうが長期的なトラブルが少ないです。どこに入れるか医師に確認してください。
  3. 正しいサイズのプロテーゼを選択する
    大きすぎるプロテーゼは浮き出しや慢性炎症などの原因となります。
  4. 鼻手術の経験が豊富なドクターを選ぶ
    経験豊富な医師であれば上記の注意点は理解しています。
    当然合併症の発生率も少なくなりますし、合併症が起きた場合の対応も適切に行えます。
  5. 術後は安静と清潔を心がける
    手術前後、特に術後は創部の安静が重要です。医師から指示された固定期間は守ってください。前述の血腫や浮腫による感染を防ぎます。また喫煙や刺激のある飲食物は傷が安定するまで避けていただいたほうが良いです。
まとめ:プロテーゼ隆鼻術を受けるときの注意点

・L 型プロテーゼなど鼻先までの移植物を使わない
・無理のない適切なサイズのプロテーゼを選ぶ
・鼻手術の経験が豊富なドクターを選ぶ

シリコンとゴアテックス

では隆鼻術の材料としてプロテーゼを選択した場合どのような素材がありどう違うのでしょう?
現在プロテーゼの素材としてよく使用されているシリコンとゴアテックスについて簡単に説明します。

【シリコン】
  • 安全性
    国内で最も多く使用されている“シリコン”製プロテーゼの歴史は長く、使用方法も十分に研究されています。
    長期的な経過でトラブルを起こす可能性も低いです。
  • 特徴
    きれいな鼻筋を作れる、しかし綺麗すぎて逆に不自然になることがある。
    オーダーメイドなら不自然になりにくい。ただし作成に時間がかかり費用は高い。
    周囲組織と癒着しないので、ズレることがあるが、簡単に取り出すことができる。
【ゴアテックス】
  • 安全性
    シリコンよりは歴史の浅い“ゴアテックス“でも生体内に使用されて約30年経過しています。長期的に見ても大きな問題はないと考えていいでしょう。
  • 特徴
    自然で、バレにくい。
    折りたためるので小さな穴から広い範囲のプロテーゼを入れやすい。
    周囲組織と癒着するためシリコンよりずれることが少ないが、取り出しにくい。

どちらもメリットとデメリットがあります。医師と相談し自分にあった素材を選んでください。

まとめ

隆鼻術で使用するプロテーゼについて、安全性と合併症やリスクの回避方法についてお話しました。

プロテーゼは我々アジア人にとってはメリットが大きいです
ただし正しく使用しないと変形やズレ等トラブルの原因となります
手術経験豊富な医師と信頼できるクリニックを選びカウンセリングで納得してから施術を受けてください。

この記事を読むことでプロテーゼやお鼻の手術にお悩みの方の参考になれば幸いです。

\カウンセリングは無料です。何でもお気軽にご相談ください/

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