土手再建

Nasal eminence reconstruction surgery

人中短縮や小鼻縮小でなくなってしまった鼻の土手を形成する手術です。

こんな人におすすめ

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  • 人中短縮で土手も切り取られてしまった方
  • 小鼻縮小をしたら土手がなくなってしまった方
  • 土手がなくてのっぺりした印象の方
  • 土手がなくて鼻の穴が大きく見える方
  • 人中がのっぺり見える方

施術について

About the treatment

鼻の土手とは

鼻の土手は鼻腔底隆起と呼ばれるものです。
鼻柱と小鼻の間に存在します。
個人差があり、土手が元々ある人、ほとんどない人、形状も小鼻に一部存在する方、しっかりと存在する方など様々です。

土手がないとどうなる?

鼻の土手 ありなし

鼻の土手がないと、

① 鼻の穴が大きく見える
② 人中がのっぺりして立体感がない
③ 鼻水が垂れる

などの問題が起こります。

なぜ土手がなくなってしまうのか?

元々土手がない方もいますが、多くは人中短縮や小鼻縮小の手術をして土手がなくなってしまった方がほとんどです。

人中短縮:土手を切って鼻腔内まで切開

人中短縮の施術方法で、土手を切って鼻腔内まで切り込む方法があります。土手を切って鼻腔内に切り込むと、傷は鼻の穴の中に隠れますが、土手の自然な形状は無くなって、上唇が鼻腔内に入ることでのっぺりとした不自然な印象を与える可能性があります。

人中短縮はよく動く部分なので傷跡も残りやすく、鼻の中まで切り込むデザインで切開しているクリニックも少なくありません。

小鼻縮小:土手も一緒に切除してしまう

小鼻縮小の施術において、土手を温存せずに内外側法を行うと、傷跡が土手を横切ることになります。この結果、土手の形が失われてしまい、小鼻の境界が不明瞭になり、全体的にのっぺりとした印象を与える可能性があります。

このようにして土手がなくなってしまった方の土手をあらたに形成するのが「土手再建術」です。

土手についてはこちらのコラムで詳しく解説しています。

コラム「鼻整形、土手再建について【なくなってしまった土手は元に戻せる?】」

ビフォーアフター

Before After

土手再建

土手再建

土手再建

土手再建 術後3ヵ月

施術内容:鼻尖形成軟骨移植、鼻孔縁下降、人中短縮・鼻翼縮小修正(土手再建、貴族手術)
施術費用:鼻尖形成¥337,000、軟骨移植¥240,000、鼻孔縁下降¥350,000、人中短縮¥420,000、鼻翼縮小修正(土手再建、貴族手術) ※これ以外に、検査費用・麻酔費用等がかかることがあります。※モニター等で変動があります。
リスク:感染、変形、左右差、後戻り、鼻閉、マヒ、可動性の変化、イメージとの相違等

 

施術方法

Treatment method

土手再建には決まった術式はなく、多くの場合、複数の方法を組み合わせた複合手術によって形成されます。

その理由は、土手がない原因も切り取られてしまった皮膚の長さも患者さまごとに異なり、それぞれに最適な施術が求められるためです。単一の術式では対応が難しいため、患者さまごとの状態を見極めながら適切な方法を選択する必要があります。

主な手法として、鼻の組織を利用した皮膚の再配置(皮弁法)、人中短縮の応用(切らない人中短縮、Cカール形成、人中窩形成など)です。それにプラスして、鼻中隔延長や鼻孔縁挙上、鼻翼縮小、口角挙上、貴族手術などの施術を、土手や鼻、口周りの状況に応じて組み合わせ、より自然な形状に仕上げることを目指した再建を行います。

また、単に土手を再建するだけではなく、人中を含めた中顔面全体のバランスを考慮することも非常に重要です。顔全体の調和を意識したデザインで施術を行うことで、より自然な仕上がりを目指します。

患者さまの状態を詳しく診察し、一人ひとりに合った最適な手術方法を提案いたします。

皮弁法

 

皮弁法(Flap Surgery)とは、周囲の皮膚や組織を移動させて不足した部分を補う再建手術のことです。鼻の組織を使って鼻の土手を自然に形成します。

人中短縮の応用

  

当院でオリジナルの「傷のつかない(切らない)人中短縮」を応用し、土手を再建します。

この手法では、外側に傷をつけることなく、口腔内を切開し、人中の内部組織を処理することで土手を形成します。具体的には、人中の組織を調整しながらCカールを創り出し、立体的で自然な形状の土手を再建します。

施術の流れ

Treatment flow

①カウンセリング
現在の土手、鼻や口周りの状態を詳しく診察し、修正の必要性を判断します。理想の仕上がりについてしっかり聞いた上で具体的な修正方法をご提案します。

②修正手術の内容の決定・シミュレーション
当院はCTスキャンを導入しています。CT検査で鼻の骨や軟骨、口周りや皮膚の状態を分析して、具体的な修正方法の計画を立てます。内容が決定しましたら、手術の準備(血液検査・麻酔の確認など)を行います。

③ 手術当日:施術開始
局所麻酔または全身麻酔を使用します(手術内容による)。慎重に修正手術を実施し、理想の形に仕上げます。

④術後の経過観察・アフターケア
手術後、1週間後、2週間後に抜糸に来ていただきます(手術内容による)。その後も定期検診で経過をチェックしていきます。気になることがあれば、随時ご相談可能です。

術後経過・アフターケア・リスク

Postoperative course / aftercare / risk

施術時間

60分~180分(手術内容による)

シャワー

翌日より可能。

洗 顔

翌日より可能。

メイク

施術部位以外は当日より可能。施術部位は抜糸後より可能。

ダウンタイム

個人差はありますが、大きな腫れは1週間、その後3週間程度かけて徐々に腫れが引いていきます。

術後の通院

1週間後or2週間後抜糸(術式による)

リスク・副作用

・術後の痛み、腫れ ・内出血 ・鼻の穴の引きつれ ・感染(化膿) ・血種 ・創部離開 ・糸が露出する ・傷跡の盛り上がり・凹み・色素沈着

料金

Price

土手再建

術式によって変動

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