軟骨移植術

鼻尖形成を行った鼻先に、採取した軟骨を移植することで、鼻先（鼻尖）の高さを出す手術です。
移植する軟骨の量や位置を調整することで、鼻先を高くしたり尖らせたりすることが可能です。

手術方法は2種類あります。オープン法とクローズ法です。

オープン法

オープン法は、左右の鼻の穴の間にある鼻柱を切開して手術を行う方法です。皮膚を持ち上げ術野を展開することで、左右の鼻翼軟骨・軟部組織・脂肪を直視下で確認しながら手術を行えます。より精度の高い施術を行うことが可能ですが、クローズ法に比べるとダウンタイムは長くなります。

クローズ法

クローズ法は、左右の鼻腔内の切開のみで施術を行う方法です。傷が鼻の穴の内側となるため、傷跡が目立ちにくいのがメリットですが、オープン法と比べると術野が狭いため、手術操作が限定されることがデメリットといえるでしょう。

 オープン法・クローズ法のそれぞれのメリット・デメリットや、ダウンタイムも含めて、しっかりとカウンセリング時にお伝えいたします。

 鼻尖形成や鼻中隔延長と合わせて行うべきか

鼻翼軟骨は強度が弱く、よく動く部分です。

耳介軟骨をそのまま移植した場合、初めは高さを出すことができますが、土台となる鼻翼軟骨が外からの圧力に負けて変形し、結局鼻先の高さを維持することができないケースがよくあります。

その場合、鼻尖形成を併用したり、通常の鼻先への軟骨移植と異なり鼻柱部分の鼻翼軟骨内側脚の間に棒状の軟骨を柱として立てることで鼻翼軟骨を補強し、鼻が変形したり潰れないようにします（ストラット法）。その上で鼻先に耳介軟骨を移植し、術後の変形や後戻りを防ぎます。

軟骨の強度がとても弱い方や比較的大きい変化をお求めの場合は鼻中隔延長術の併用をおすすめする場合があります。詳しくはこちら（https://maecli.com/20220226/nose202202/）と鼻中隔延長の施術ページをご覧ください。