貴族手術と切らない人中短縮は同時にやらない方がいい?感染のリスクあり?

鼻翼基部(小鼻の付け根)や鼻柱基部を持ち上げて立体感を出す「貴族手術」や「猫手術」。そして、鼻の下を短く見せる「人中短縮」。 中顔面のバランスを整えるために、このセットを検討される方は非常に多いです。

「ダウンタイムを一回で済ませたいから、全部まとめてやりたい!」 その気持ちは痛いほど分かりますが、実は「同時にやらない方がいい組み合わせ」が存在します。今回は、意外と知られていない手術の相性やリスク、施術のベストな順番について解説します。

目次

猫貴族手術と「切らない人中短縮」の同時施術はNG?

結論から申し上げますと、猫貴族手術と、人中短縮の同時施術はおすすめしません。

理由は「感染リスク」と「仕上がりの崩れ」

「出来ないことはない」のですが、同時に行うデメリットが圧倒的に多いのです。

  1. 手術部位が干渉する 貴族手術でプロテーゼや軟骨を入れる場所と、人中短縮で糸を通したり処理したりする場所は非常に近いです。
  2. 軟骨がバラける・露出する せっかく移植した軟骨やプロテーゼが、人中短縮の操作によって位置がずれたり(バラける)、最悪の場合は傷口から露出してしまうリスクがあります。

これは「傷がつかないリップリフト」であっても同様です。安全に美しい仕上がりを目指すなら、時期をずらして別々に受けることを推奨します。

すでに「猫貴族プロテーゼ」が入っている場合は?

では、過去に貴族手術や猫手術を受けていて、後から「切らない人中短縮」をしたい場合はどうでしょうか。

一体型プロテーゼが入っている方は要注意

特に注意が必要なのは、鼻翼基部と鼻柱基部が繋がっている「一体型プロテーゼ」が入っているケースです。

この場合も、切らない人中短縮を行うこと自体は不可能ではありません。 しかし、手術操作中に針や器具がプロテーゼに触れ、プロテーゼが露出してしまうリスクがあります。異物が露出すると、そこから細菌が入り込み、感染を引き起こす恐れがあります。

「入っているものが何か」によってリスクが変わりますので、必ずカウンセリング時に申告してください。

「鼻フル」や「歯科矯正」…施術のベストな順番は?

お顔のカスタムはトータルバランスが重要です。他の施術と組み合わせる場合の「正解ルート」をお教えします。

鼻整形(鼻フル)の場合

「鼻中隔延長などの鼻フル手術」と「猫貴族手術」を考えているなら、ベストは「同時」に行うことです。 鼻の土台(猫貴族)と鼻先(鼻中隔延長)のバランスを一度に調整できるため、最も綺麗に仕上がります。

もし予算やダウンタイムの都合で分けるなら、「貴族手術が先」です。まず土台を整えてから、それに合わせて鼻先を作る方がデザインが狂いません。

歯科矯正の場合

矯正治療中の方は、「矯正が終わってから」貴族手術を受けてください。

矯正によって歯が動くと、その上にある骨格(土台)の形も微妙に変化します。土台が動いている最中にプロテーゼや軟骨を入れても、矯正終了後にズレたり、形が合わなくなったりしてやり直しになる可能性があります。 CT撮影やシミュレーションも、矯正終了後の確定した骨格で行うのが一番正確で無駄がありません。

手術をしたのに「まだ凹んでいる」と感じる時は?

「頬骨縮小や貴族手術をしたけれど、まだ小鼻の横(鼻翼基部)が凹んで見える…」 というご相談もたまにいただきます。

この場合、考えられるアプローチは2つです。

  1. 貴族手術のボリュームを増やす(単純に高さを足す)
  2. 口元の突出(口ゴボ)とのバランスを見る

単純に凹みを埋めるのが足りない場合もありますし、口元が出ているために相対的に凹んで見えている場合もあります。 ご自身の骨格において何が原因なのか、実際に診察させていただくことで最適な解決策(再手術や別のアプローチ)をご提案できます。


まとめ

顔の整形は「足し算」だけでなく「組み合わせの相性」が非常に重要です。 特に貴族手術と人中短縮は、隣り合う部位だからこそ、感染や露出のリスクを避けるために慎重な計画が必要です。

「私の場合はどれからやるのが一番効率的で綺麗になる?」と迷われている方は、ぜひカウンセリングでご相談ください。無駄のない最短ルートを一緒に考えましょう。

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