鼻の術後のギプスは必要?隠せる?装着期間は?

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こんな悩みの方におすすめの記事です

・鼻の手術を考えているが、ギプスが目立たないか心配
・ギプスの固定期間がどれぐらいか知りたい
・鼻の術後のダウンタイムが不安

鼻の術後のギプスの意味は?

鼻ギプスは、術後の鼻の形状が安定するまで、その形を保った状態を固定するために必要な装具です。鼻をしっかりと固定するだけでなく、腫れや内出血を防いでくれる働きもあります。また、寝ている間に鼻をぶつけるなど、術後の鼻を保護する役割もあります。

鼻の術後のギプス、つけないとどうなる?

術後の鼻は不安定です。安定するまで理想の形のまま保持することが重要です。装着しないと、せっかく手術したのに理想の形とならない可能性が高まってしまいます。また、腫れやすくなりダウンタイムも長くなってしまいます。

鼻の術後のギプスは何日間つける?

鼻骨骨切り以外の固定は5日間
鼻骨骨切りは最低2週間~4週間

日中もつけたままでお願いしています。
ギプスでの固定が終わったあとも、夜寝る間だけでも1~3カ月程度、テーピングで固定します。

鼻の術後のギプスはマスクで隠せる?

ギプスは、大きめのマスクでほとんど隠すことができます。少しだけ見えてしまいますが、肌色のテープで固定するので遠目から見たら分かりません。

鼻の術後の注意点

鼻の術後の注意点は、「術後の後戻りを招く行為」「傷の治りを妨げる行為」を避けることです。

【洗顔・シャンプー・お化粧】
翌日より可能ですが、ギプス固定部は避けてください。
術後5日目にギプスが取れます。その後は洗顔してもいいですが、強くこすると傷の治りが遅くなる可能性があります。そのため、泡立てた洗顔フォームで優しく洗顔をしましょう。

【シャワー・入浴】
シャワーは翌日より可能、ギプス固定除去後は全身可能です。
入浴(湯船)は1週間後の抜糸後より可能です。すぐに入浴できないのは、入浴することで血行がよくなると出血しやすくなり腫れが出やすくなるためです。

【飲酒・運動】
入浴と同様、飲酒や運動も血行がよくなり出血、腫れの原因となるため、1週間は控えてもらっています。

【喫煙】
タバコに含まれるニコチンには、血管を収縮する作用があるため、傷の修復に必要な酸素や栄養素の運搬を妨げてしまうことから、喫煙をしていると傷の治りが遅くなってしまうとされています。術後1~2週間は禁煙した方が傷のためにもいいです。

【鼻をかむこと】
術後2週間程度は鼻の中の粘膜が手術の影響で浮腫むので、鼻水が出たりくしゃみが出やすくなったりします。鼻をかむ際は強く押さえすぎず、ティッシュやタオルで軽く拭き取るようにしましょう。強くかむと傷に負担がかかり、治りが悪くなるためです。

【寝る時の姿勢】
術後2週間は手術部位や傷跡が不安定な状態です。うつ伏せで寝ると、鼻に負担がかかってしまう可能性があるので、注意していただく必要があります。また、心臓よりお鼻を高くすることで、血液が集まるのを防いで、むくみや腫れを抑えることができるので、枕を高くするといいでしょう。

まとめ

・鼻の術後のギプスの意味は?
・鼻の術後のギプス、つけないとどうなる?
・鼻の術後のギプスは何日間つける?
・鼻の術後のギプスはマスクで隠せる?
・鼻の術後の注意点

について説明しました。
鼻ギプスは、術後の鼻の形態を維持し、外部からの刺激から守るために必要な装具です。また、腫れを予防する効果もあります。

固定期間は、
【鼻骨骨切り以外は5日間】
【鼻骨骨切りは最低2週間~4週間】
です。

装着中は濡らしたり、うつぶせ寝などで圧迫したりしないようにすることが重要です。固定解除後も、「術後の後戻りを招く行為」「傷の治りを妨げる行為」を避けましょう。

鼻の術後については不安な方も多いと思います。
何でもお気軽にご相談ください。

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